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鬼平犯科帳2

鬼平犯科帳2

鬼平犯科帳2

放送時間

毎週火曜 15:00~15:55 11/24スタート

番組内容

池波正太郎原作の傑作時代劇。火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とした捕物帳第2シリーズ。

各話紹介
  • 第1話
  • 第2話
  • 第3話
  • 第4話
  • 第5話
  • 第6話
  • 第7話
  • 第8話
  • 第9話
  • 第10話
  • 第11話
  • 第12話
  • 第13話
  • 第14話
  • 第15話
  • 第16話
  • 第17話
  • 第18話
  • 第19話
【第1話】
「おみね徳次郎」
美男の髪結い、徳次郎(峰竜太)は、実は盗賊の手下。ある日、「急いで上方へ行け」との親分の命令を仲間が伝えに来る。その話を聞いてしまう女房のおみね(宮下順子)。おみねも、別の盗賊の手下だったが、徳次郎は知らない。盗人どうしの色恋はご法度の掟。別れたくない二人は悩む。密偵おまさ(梶芽衣子)の報告で事情を知った長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、二人を見張り、双方の親分を捕まえよと部下に命じる。そこへ、おみねの親分、法楽寺の直右衛門(小松方正)が突然現れた………。
【第2話】
「むかしの女」
老いた門付け女のおろく(山田五十鈴)は、長谷川平蔵(中村吉右衛門)が若い無頼の日々を送っていた時のなじみの女だった。偶然、町で再会したおろくに平蔵は財布を与え、「いつでも屋敷に来い」とやさしく言う。おろくの相棒おもん(浅利香津代)はそれを見て、おろくに、「昔の男を訪ねれば金になる」ともちかけ、二人である商人から十両巻き上げる。ところが、その話を浪人たちの集団、雷神党が聞き付けたことから、おろくの身に危険が及ぶ。
【第3話】
「白い粉」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の役宅の料理人の勘助(左とん平)は、かつて博打好きだった。ある日、昔の仲間に誘われ、やめていた博打にまた手を出し泥沼に落ちる。勘助の借金が増え、女房のおたみ(甲斐智枝美)が何者かに連れ去られた。やがて、盗賊の小助(勝部演之)が「平蔵の吸い物にこれを入れれば女房は返し、借金も棒引きにしてやる」と、白い粉を渡す。毒薬だった。勘助は粉を鴨の吸い物に入れたが………。
【第4話】
「托鉢無宿」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は品川の宿場で、異様な風体托鉢僧と出会う。幼なじみの井関録之助(夏八木勲)である。父が道楽で家をつぶし、浪人となったなれの果てである。その録之助が、たまたま盗賊の会話を聞いてしまったことから命を狙われる。その殺し屋の浪人、菅野伊介(深水三章)は録之助の知り合いだった。菅野の刃をかわした録之助は「俺は物乞いをしても剣を悪行には使わなかった」と一喝する。二人の浪人に平蔵がとった行動は………。
【第5話】
「五年目の客」
品川宿の安女郎、喜蝶(波乃久里子)のある夜の客は、音吉(中山仁)という泥棒。岡っ引きが踏み込み、音吉は五十両入った胴巻きを残して逃げた。翌朝、喜蝶は胴巻きを持って姿を消す。それから五年。喜蝶は過去を捨て、今は神田の旅籠のおかみ、お吉となった。その旅籠に音吉が宿をとる。音吉は気付いていないが、お吉は取り乱し、好色な音吉の誘いを断れない。音吉の動静を探る長谷川平蔵(中村吉右衛門)は二人の関係をいぶかしく思う。
【第6話】
「雨引きの文五郎」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、盗賊の雨引の文五郎(目黒祐樹)が別の盗賊、彦蔵(樋浦勉)に命を狙われていることを知る。文五郎は「盗みはすれども非道はせず」を貫く泥棒。平蔵が「敵ながら天晴れ」と思っている男だった。一方の彦蔵は、凶悪な犯行を繰り返す盗賊。彦蔵を捕らえた平蔵は、わざと彦蔵を脱獄させる。泳がせておけば、やがて文五郎の居場所が分かるだろうとの読みだ。それほど平蔵は彼に会ってみたかったのだ。
【第7話】
「猫じゃらしの女」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、伊三次(三浦浩一)は、なじみの岡場所の女およね(池波志乃)の客に、錠前のろう型取りの名人、卯之吉(三ツ木清隆)がいることを知り、平蔵に報告する。卯之吉は依頼主の盗賊といさかいを起こし、ろう型をおよねに預ける。それを知った伊三次は、ろう型を平蔵に届ける。こうなれば盗賊がおよねをさらいに来るのは確実。捨て子で、宿場女郎に育てられた伊三次は、命がけでおよねを守ろうとする。
【第8話】
「盗賊二筋道」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)が盗賊、高萩の捨五郎(菅原謙次)を尾行中、事件が起きる。捨五郎が、ささいなことで無礼討ちに合おうとしている農民の父子を助けるために侍に体当たりし、足に深手を負ったのだ。その勇気に感心した平蔵は、捨五郎を役宅に連れて行き、治療させる。平蔵の身分を知って観念する捨五郎。その潔さに打たれる平蔵。捨五郎も平蔵の人物の大きさに心服して、密偵となる決意をするのだが……。
【第9話】
「本門寺慕雪」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の若い時の剣友で、今は乞食坊主の井関録之助(夏八木勲)は偶然、上方から来た盗賊、名藩の利兵衛(草薙幸二郎)と、その用心棒の浪人(菅田俊)の会話を聞いてしまい、浪人に命を狙われる。録之助は大阪で食い詰めていたころ、利兵衛の用心棒をしようとしたが、仕事が殺しだったので、金を返して姿を消した。その時、録之助を探して殺そうとした浪人と同一人物だった。録之助と平蔵、浪人の死力を尽くした闘いが始まった。
【第10話】
「女賊」
盗賊稼業を引退した瀬音の小兵衛(花沢徳衛)の気がかりは、小さい時里子に出した息子の幸太郎が、女狐のような盗賊猿塚のお千代(沢たまき)にもてあそばれていることだった。小兵衛は偶然会った密偵のおまさ(梶芽衣子)に悩みを打ち明ける。その報告を受けた長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、千代は、幸太郎が奉公する大店を襲うつもりだと見た。折りから平蔵も、息子の辰蔵の夜遊びに手を焼いていた。小兵衛が息子を思う心に共感する平蔵は、幸太郎を悪の手から救おうとする。
【第11話】
「四度目の女房」
美人の女房おふさ(森口瑤子)と、仲睦まじい世帯を持つ若い大工の伊之松(西岡徳馬)は、盗みの仕掛けの名人だ。蔵の窓から滑車で千両箱を運び出す芸当までする。親分の命令があり、次ぎの仕掛けのために、おふさにも無断で江戸を離れた伊之松。実はおふさは伊之松の四度目の女房だった。それを知った長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、彼は恋女房のために江戸に戻ると見て、木村忠吾(尾美としのり)におふさを見張るよう命じる。それから一年。おふさは出会い茶屋で客を取るようになっていたが………。
【第12話】
「雨乞い庄右衛門」
雨乞い庄右衛門(田村高廣)は盗人の本道を踏まえた老盗賊。だが重い病にかかっているため、妾のお照(朝比奈順子)を寝取った伊太郎(富川澈夫)ら手下が裏切る。そうとは知らず、「人生最期のおつとめ」のため、駿河の養生先から江戸に向かう庄右衛門。道連れとなった長谷川平蔵(中村吉右衛門)の剣友、岸井左馬之助(江守徹)は、庄右衛門の素性を知らぬまま、その人物の大きさにひかれる。そこに伊太郎が送った刺客が江戸から来る。
【第13話】
「密告」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)のもとに、盗賊の犯行を密告するたどたどしい女文字の手紙が届いた。現場で捕らえた賊たちの首領は若い伏屋の紋蔵(沖田浩之)。その顔は、平蔵が若い無頼の日を送っていたころの仲間の御家人にそっくりだった。その御家人は、平蔵が可愛がっていた茶店の娘お百をもてあそび、子を生ませた。その時平蔵はお百をあれこれ助けたのだ。紋蔵はその時の子、密告したのはお百(光本幸子)に違いなかった。だが、なぜ母が息子を……。平蔵の疑問がふくらんだ。
【第14話】
「夜狐」
弥吉(江藤潤)は通りがかりの金回りのよさそうな男に、女を世話する稼業。ある夜、若い侍が、二人の侍に斬り殺される現場を目撃した。被害者は大身の旗本近藤監物(根上淳)の跡取り。監物の後妻が、自分の息子に家を継がせたいために仕組んだ兇行であることを知った弥吉は、知り合いの浪人と組んでこの後妻をゆする。一方長谷川平蔵(中村吉右衛門)も、近藤家には何かあると見て、密偵に内情を探らせていた。
【第15話】
「霧の朝」
お上の御用を務める桶屋の富蔵(平田満)の五歳の子幸太郎が、何者かに連れ去られた。幸太郎は養子で、実の親は瓦職人の吉蔵(石丸謙二郎)夫婦。始めは吉蔵らがしたことと思われたが、やがて富蔵の働きでお縄になった悪党の復讐で、子供を殺す気とわかり、長谷川平蔵(中村吉右衛門)は緊張する。幸い、悪党一味は捕らえられるが、そのすきに吉蔵夫婦が幸太郎をどこかへ連れて行ってしまう。
【第16話】
「白と黒」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)が自ら指揮して盗賊、門原の重兵衛一味を急襲した時、軽業士のように身の軽いもんどりの亀太郎(ベンガル)だけは、平蔵に腕を深く斬られながら逃げた。その亀太郎に、色っぽい年増お今(あべ静江)が迫り、妹のお紋(浜田朱里)と三人の奇妙な共同生活が始まる。姉妹の父も盗賊。亀太郎が父から横取りした大金を取り返すのが目標だった。姉妹は泥棒をしては亀太郎に貢ぎ、その機会をうかがった。
【第17話】
「春の淡雪」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)配下の若い同心、大島勇五郎(中村浩太郎)には、侍らしい仕事への誇りや、恥の意識がない。古手の同心たちは「遠い空から降ってきた人間のようだ」と彼を理解出来ない。その大島が使っている密偵の清松(平泉成)の素行がおかしい、との報告をおまさ(梶芽衣子)がする。平蔵は心を痛めながらも大島の身辺を見張らせる。やがて大島と清松のおかしな動きが分かってきた。
【第18話】
「下段の剣」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の一子、辰蔵(長尾豪二郎)が通う道場に、凄まじい冴えの下段の剣の浪人が現れた。辰蔵はこの浪人に憧れたが、話を聞いた平蔵は「その剣は邪法の剣。忘れろ」と言う。男はかつて盗賊の用心棒では江戸一番と言われた松岡重兵衛(江原真二郎)。平蔵の道場での先輩だった。「もう人を斬るのが嫌になった」という松岡だが、再び盗賊仲間と接触する。平蔵は緊張した。
【第19話】
「熱海みやげの宝物」
最終回スペシャル
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は久栄(多岐川裕美)とともに熱海温泉に湯治に行った。ある日、お供の彦十(江戸家猫八)は、昔なじみの盗賊利平治(いかりや長介)が同じ宿に泊まるのを見た。利平治は、盗みに入るのに適当な家を物色し、間取りや金蔵のありかを調べる「嘗め役」。尊敬していた親分に死なれ、持っている「宝物」を盗賊仲間に狙われていることが分かった。平蔵は「宝物」に興味を持ち、自分も盗賊だと名乗って、利平治を助けようとする。
キャスト・スタッフ
スタッフ 原作:池波正太郎
脚本:桜井康裕ほか
出演 中村吉右衛門 多岐川裕美 ほか
ナレーター:中西龍