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番組審議会

放送番組審議会委員(2017年7月~)

委員長 山田一廣(ノンフィクションライター)
副委員長 布施 勉
委員
*五十音順
伊藤有壱(東京藝術大学大学院教授) 五大路子(女優) 白石俊雄
二宮泉(神奈川県農業協同組合中央会常務理事)
林義亮(神奈川新聞社 取締役 論説主幹) 吉川智惠子(弁護士)


第395回テレビ神奈川 放送番組審議繪報告

2019年5月21日(火)開催

報告

タイムテーブル 特別番組 視聴者対応

審議の主な内容
*視聴合評 「3人の証言者~カナガワ平成史~」 4月30日(火)夜10時~10時55分放送

委員 報道機関が持っているテープ、これはまさに報道の財産だと思うが、ひっくり返して後世に残していくことは、とても大事なことだなと思った。こういう過去の出来事を流してもらい、「この時にこういうことがあったんだ」「自分たちは、この時こんなことをしていたんだ」ということを思い起こす番組はとても有難い。これからも機会、機会を捉えて特集として組んでもらいたい。
委員 現象であるとか事件・事故を介して、関わった方に語ってもらうことで時代を振り返るという、非常に地元局らしい意欲的な取り組みだったと思う。ただもう少し時間を取ってほしかった。オウム事件については、江川さんが語ったことに尽きるが、改めてこういう番組を通じて言っていただいたということで「ああ、そうだったのか」と思われた方も、特に若い人でいると思う。カルト教団が勢力を伸ばす、その社会的な土壌というのが、むしろ元号が変わったからといって何も変わるものではないということを、おそらく彼女は言いたかったのではないか。また、神奈川が政治の分野で、時代に先駆けたことが起きるのかということを、政治評論家でもいいし、tvkの記者の方でもいいが、説得力のある話を聞きたかった。
委員 なぜこの3人、なぜこの3件というところの、裾野の部分の説明が少し前半にあるとよかった。オウムのコーナーの前にダイジェストで平成の出来事を非常に密度濃く短く、ぎっしり説明していたが、導入にそれを持ってきて、「これだけのことがあったけれども、この3つに絞りました」という一言の説明があるだけで、「理由はさておき、この3人にしたんだ」という説得力になったのではないか。1つ1つが、ボリュームがあることなので、語り切れていないところは多々感じて、やはり特番をそれぞれ見たいという気持ちを持った。撮影された映像に関しては、国吉先生の言葉が続いているのに汽車道だったり、ショットが変わるのが絶妙にテクニックの高いことをやっていて、見応えがあった。江川さんのところは、シンボリックにその言葉が染みていくような映像を、撮影面での効果をもっと期待したくなった。
委員 坂本弁護士事件では、当時もそう考えたのだろうが、改めてニュースを見て振り返ると、国は対応が遅いというふうに怒りを覚えた。あっという間の1時間だったが、これが平成ということで、いいところと悪いところを捉えてまとめられたということで、いい番組だったと思う。
委員 今、平成を振り返るにあたって、あるトピックスからそれに関わった証言者の証言を元に振り返ろうという試み、企画自体はとても素晴らしかった。ただ、横浜博覧会とみなとみらい地区の街づくり、ベイスターズの優勝、坂本堤弁護士一家殺人事件というのが、本当に平成を総括する3つのトピックスということで良かったのかと言われると、ちょっと疑問。証言者の証言も、トピックスだけではなく、そこに平成という時代を見た何らかの証言があれば、一番良かった。特に社会問題ということで言えば、坂本弁護士事件はとても大きな問題だが、非寛容だったり時代の閉塞感であったというのが平成の特色で、それがまさに神奈川で全国最初に起きてしまったことをどうしても触れてほしかった。やはり平成の時代を語るには、災害というのは絶対に忘れてはいけないテーマの1つだと思うので、今回入ってこなかったのは残念。
委員 神奈川の平成史というとなんとなく後ろ向きな気がする。国際的にも神奈川的にも日本的にも今後の社会の方が難しいと言われている。その時に平成史だなんて、そんなものはどこか隅の方に置いておけばいいじゃないか。そういう姿勢・考え方もあるということを認識してもらうといい。
委員 ベイスターズに関しては、優勝した年、これは谷繁さんがいるからそういう番組になったかもしれないが、実は最下位を2年ぐらい連続したことがあった。監督が途中で交代するとか、そこにもう少しスポットを当てても良かったのではないか。オウム事件は、神奈川県警の初動捜査の遅れ、しかも誤っていたメディアに対する情報の提供、こういったことをまたもう1回番組として検証をしてほしい。全体の進行を堀潤さんがやっていたが、テレビ神奈川には30年の間に大きな事件・事故を取材した報道部の記者がいるので、そういう人たちが進行をやっても良かったのではないか。
tvk 神奈川に特化し、かつ平成が終わる今だから語ってもらえる話や新事実とまではいかないかもしれないが、そういうものや舞台裏というようなものを、県民の皆さんに知っていただきたいなということから企画した。報道機関としてアーカイブを残すことの大切さということは肝に銘じて、今回の番組を作り、また気持ちを新たにした。テレビ神奈川はローカル局とは言え、言論機関であり報道機関でもあるので、そういう部分で気概を持ってやっていきたい。4月30日という平成最後の日に向けて、どういうことがあったのかを我々の中でまとめた。85分枠でやろうという話もあったが、残念ながら55分に落ち着いた。出していない映像はまだまだいっぱいあるので、今後何らかの形で取り組めたらと思う。3つを選んだ経過は難しいところだが、県内の出来事の中で、平成30年を通して、ある程度県民の気持ちの中に残っているもの。それから我々が若い人たちに伝えていかなければいけないものというテーマでやろうということだった。例えば街づくりの部分では、平成元年にYES'89があって、それから街づくりが始まった。
最初のうちは勢いが良かったが、すぐ不況が来た中で、ずっと街づくりが続いていく。そういうものが「みなとみらい」にはあるということを、国吉先生への取材後に分かった。スポーツについては、松坂大輔、神奈川大学箱根駅伝2連覇、取り上げたいものが山ほどあった。今でも県民、横浜市民が応援している横浜DeNAベイスターズに対して、深掘りをしたらいいのではないかという考えを持った。やはりその時の、選手たちが一番頑張ったのではないかということから、捕手で、女房役で、ということから谷繁さんになった。一番やりたかったのは坂本弁護士事件で、この問題こそが我々が語り継がなければいけないものだと。これは今回に限らず、ずっとやっていかないといけないものだと思う。災害がなかったことについては、計画停電、帰宅難民などはあったが、県内での大きな被害がそうなかったというのが理由。我々としては、今だから話せるということだったり、知らなかったことが1つでもあって、心の微妙な動きを視聴者に持ってもらえればいい。

出席者

委員 山田委員長 布施副委員長 伊藤委員 白石委員 二宮委員 林委員 吉川委員
tvk 押川渉常務取締役技術局長 壷阪敏秀編成局長 近藤和之編成部長 土屋義嗣プロデューサー

次回視聴合評番組
「News Link」(毎週月~金曜 夜9:30~)
「BusinessLink」(毎週金曜 夜9:50~)


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