tvk
「スズキ スイフトスポーツ」 放送日 : 2005年12月25日 クルマのツボ Home
出演者 : スズキ株式会社
取締役・商品第5カーライン チーフエンジニア 望月 英二 (もちづき えいじ)
商品第5カーライン チーフデザイナー 小笹 哲哉 (おざさ てつや)
試乗車 ・ スタジオ車:  スズキ スイフトスポーツ(5速MT)
Specifications (試乗車)
全長3765mm
全幅1690mm
全高1510mm
ホイールベース2390mm
車両重量1060kg
エンジン直列4気筒DOHC
総排気量1586cc
最高出力125/6800(PS/rpm)
最大トルク15.1/4800(kg・m/rpm)
トランスミッション5速MT
最小回転半径5.2m
燃費 (番組測定値)11.6km/L(10.15モード 14.6q/L)
騒音 (番組測定値)68dB
ミラーTOミラー幅1890mm (番組測定値)
車両本体価格156.45万円 (消費税込み価格)
メーカー担当者が語る 「スズキ スイフトスポーツ」 の 3つのアピールポイント
 スイフト・スポーツは、既に世界各国でご好評いただいているスイフトをベースに、
スズキの “走り” のフラッグシップカーを目指し、「リアル・スポーツコンパクト」 を開発コンセプトとして、
“走り” のポテンシャルを徹底的に磨き上げました。

 ポイントは以下の3点です。

1.スポーツマインドあふれる高品質なスタイリングとインテリアデザイン
 エクステリアはアグレッシブな造形に加え、空力性能を考慮したサイドスポイラとルーフエンドスポイラ、
動力性能向上のためのデュアルエキゾーストパイプなどを採用、その性能を生かしたスタイリングとしました。
 インテリアは赤と黒を大胆に使用、サポート性に優れた専用スポーツシートを採用しています。

2.エンジン性能の向上
 高出力、高トルク、高回転に対応するため、吸排気システム、ピストン、クランクシャフトなど
細部に至るまで造りこんだ新型1.6リットルエンジンを開発致しました。

3.走りのポテンシャルを向上させた足回り
 スタビリティ、トレーサビリティ、そしてロードホールディングという走りのポテンシャルを高めたサスペンションが、
操縦安定性と乗り心地を高次元でバランスさせました。

 前後輪のディスクブレーキも、リニアな応答性と効きのよい制動性能を実現しています。


 コンパクトカーで本物のスポーツをめざしたスイフト・スポーツは、「リアル・スポーツコンパクト」 と呼ぶに相応しい仕上がりになったと自負しております。

 また、お蔭様で今回、このスイフト・スポーツを含めたスイフトシリーズは、その上質な 「走り」 と 「デザイン」、
更には 「実用性」 と 「リーズナブルな価格」 などが評価され、
本年度のRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するとともに、日本カー・オブ・ザ・イヤーにおける特別賞
「Most Fun」 も受賞致しました。

スイフト・スポーツに、一人でも多くのお客様にご試乗いただき、
その走りの楽しさと、ポテンシャルの高さを実感いただければ幸です。

ツボ
モータージャーナリスト岡崎五朗 と ユーザー代表小森谷徹が提案する
「スズキ スイフトスポーツ」 新車のツボ
 岡崎五朗のツボ 「ホットハッチ 復活か?」
 ホットハッチは死語っぽい響きになっている。

 僕らが免許を取得したての頃、早くて実用性が高く、値段も安い小型のクルマに乗りたかった。 そのようなクルマはいつの間にか下火になってしまった。
最近の若い人にどんなクルマに乗りたいと聞くとミニバンという答が多い。 走りよりも
ユーティリティが評価されている傾向にある。
このタイミングでスイフトスポーツが登場したことに期待している。

 高速試乗・・・

 先代のスイフトスポーツはやんちゃなクルマで仕事帰りに乗るには少々疲れてしまう。 しかし、新型スイフトスポーツは良い意味で角が取れ毎日の足としての快適性を身につけてきた。

 ノーマル(ベース)のスイフトと比べてみると若干、足回りが引き締まっているが
しっかりと足が動いているのが伝わってくる。
路面のつなぎ目の衝撃は直接くるんですがその振動もスッとおさまる。 振動のおさまりは
ボディ剛性によるものが多いがそう言う意味ではボディ剛性もかなりしっかりしている。

 新型1.6リッターエンジンはギンギンにまわして楽しむというものではなく、ノーマル系スイフトの1.5リッターエンジンより排気量を大きくした分トルクに余裕ができている。
実用的な加速をしてくれる。

 5速M/Tシフトはストロークが短めで次のギヤに入れるときのタッチが良い感じになっている。

 直進安定性は高く、日本の道路では余裕がある。 風や雨でも安心して走っていられる。
ステアリングの切り始めも非常に自然に行う。

 シートは、ノーマルとオプションのレカロ製シートがある。
ノーマルのシートでも座り心地は充分、むやみに硬くなく上手く体重を分散して受け止める。
シートの剛性、取り付け部分の剛性も高い。 ノーマルシートでなんの不満はないが
オプションのレカロシートに座ってしまうとレカロの方がいいかなと思えるのも事実。

 スイフトスポーツの良さはベースのスイフト自体のポテンシャルが高いということになる。

 テストコース試乗・・・

 スイフトスポーツはホットハッチだけあってタイヤの限界グリップが高い。 それをこえてからでも挙動は安定している。
濡れている路面のコーナーの立ち上がりはアクセルを優しく踏んでいかないと
タイヤが軽く空回りをしてしまう。
これはハイパワーエンジンFF車の弱点。 乗っていて背筋が寒くなるようなことはないです。

 高回転型エンジンはテストコースにおいて充分に楽しむことができる。 パワーが充分に出ていて上の方までまわしてもトルクの落ち込みがほとんどなく元気に回ってくれる。

 曲がる性能は特に素早くはないがステアリングが最後の最後まで効いていて
路面にタイヤが常に吸い付いているので安心感も高い。

 スズキではハンドルがクイックだと言うことを考えていない、もっと高いレベルに置いて
ドライバーの思い通りに動くというそこら辺が非常に大人っぽいクルマだと思う。

 ホットハッチはぜひ復活して欲しい。 これほどよいクルマができたのだから若い人にクルマの楽しさを発見して欲しい。 そのためには良いモデルだと思った。


 小森谷徹のツボ 「大人のスポーツ」
 このようなクルマをホットハッチと呼んでいた世代は我々から上の世代、今の若者が
こういうクルマを求めているかどうかはわからない。
40歳代から60歳代の人がこのクルマを楽しんでくれるような仕上がりならうれしい。

 スイフトスポーツはスイフトをベースにマニアが求めるようなバージョンを施してくれている。
ただ、シートの色(赤ベース)は選べるようにして欲しかった。


BACK