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「マツダ・MPV」 放送日 : 2006年4月23日 クルマのツボ Home
出演者 : マツダ株式会社
新型MPV開発担当 主査 青山 裕大 (あおやま やすひろ)
試乗車 ・ スタジオ車:  マツダ・MPV 23T(6速AT)
Specifications (試乗車)
全長4870mm
全幅1950mm
全高1685mm
ホイールベース2950mm
車両重量1800kg
エンジン水冷直列4気筒DOHC直噴ターボ
総排気量2260c
最高出力245/5000(PS/rpm)
最大トルク35.7/2500(kg・m/rpm)
トランスミッションマニュアルモード付
6速オートマチックトランスミッション
最小回転半径5.7m
燃費 (番組測定値)8.5km/L(10・15モード 10.2q/L)
騒音 (番組測定値)67dB
ミラーTOミラー幅2000mm (番組測定値)
車両本体価格280.0万円 (消費税込み価格)
メーカーが語る 「マツダ・MPV」 の 3つのアピールポイント
 新型MPVは、ピープルムーバーに3つの革新をもたらします。

一つ目は、『スタイリングの革新』 です。
 所有する誇りをキーワードに開発されたロングホイールベースののびやかなプロポーションは、単なる
外観の美しさだけでなく、3列6人の大人が良好な姿勢をとるパッケージと乗降性を改善する低床化の結果であり、
室内空間からスタイリングを考え抜いた機能的な美しさでもあります。

 また、インテリアは3Dブラックアウトメーターやインパネ部の間接照明など光を用いた数々の演出を
採用しており、ドライバーを高揚させるカスタマー・デライトを提供いたします。

二つ目は、『ダイナミック性能の革新』 です。
 アテンザの構造を受け継ぐ新開発のリアマルチリンクサスペンションと高剛性ボディの組み合わせにより、
従来のミニバンとは一線を画した正確でダイレクトな操安性と非常に質感の高いフラットな乗り心地、
そしてサルーンのような静粛性を実感いただけます。

 また、リニアで剛性感の高いブレーキはリアサスのアンチノーズダイブジオメトリーによって制動時の姿勢変化の少ない安心のブレーキ性能を提供します。

 更に、ミニバン初の2.3L DISIターボエンジンは、胸のすくような加速性能と低速トルクの太さがもたらす
余裕の走りを実感いただけるとともに、全車SU−LEV達成という環境性能にも優れた次世代の
ハイパフォーマンスエンジンです。

三つ目は、『パッケージの革新』 です。
 グランドツーリングをコンセプトに3列6人の大人の方が長距離を快適にドライブするため、3列目に到るまで
シートの基本性能を贅沢に確保しました。
大開口のスライドドアと低床により、2列目・3列目への乗降性も抜群です。

 2列目は先代モデルでも好評のサイドスライド機構に加えてスーパーリラックスシートを設定し、2列目乗員の方に安楽な姿勢を取っていただけます。

 3列目は荷室と乗員スペースのフレキシブルな転換をコンセプトに6:4分割式のダイブダウンとしました。
ワンアクションで簡単にシート格納・復帰いただけます。

 また、シート格納時もトランクスペースをお使いいただけることで、使い勝手の容易収納性としています。

 MPV伝統の考え抜かれたパッケージの進化をベースに、
Zoom−Zoomのマツダならではのエモーショナルな価値を極めたピープルムーバー、それが新型MPVです。

ツボ
モータージャーナリスト岡崎五朗 と ユーザー代表小森谷徹が提案する
「マツダ・MPV」 新車のツボ
 ・ 岡崎五朗のツボ 「ミニバンに走りは必要?」
 3代目となるMPVは日本専用モデルとなる。
日本人が求めるミニバン像をストレートに表現したクルマになっているとはず。
となれば広さや快適性は勿論、走りも含め、トータルで良く出来たミニバンということになる。

 ただミニバンで走りの性能を突き詰めて行く必要があるのか、走りを追求するあまりに快適性が犠牲になっていないのか、MPVはバランスが取れているのか、その辺りをチェックしてみたい。

 高速の印象は試乗車がターボモデルということもあり、もっと足回りがガチガチに
固められているのかと予想していたが、実際には、足がもの凄くしなやかに動いている。
マツダの印象からすればもっとスポーティでスポーツカーの様なセッティングのイメージだが、
やっと肩から力が抜けて自然にスポーティなイメージを表現出来る様になった。
とても好ましい乗り味だ。

 直進安定性も良く、車線内での微妙な修正も素直で穏やかなハンドルのセッティングのおかげでスムーズに対応できる。 ターボエンジンも低中速トルクを重視したセッティングで扱いやすい。 ライバルが高級感を詠いV6、大排気量のエンジンを搭載する中、直列4気筒で勝負する
MPVだが、それを意識することなく出力、静粛性、スムーズさを高いレベルで実現している。

 走りを重視するミニバンを詠うMPVだが、こうして試乗してみるとスポーティーな印象を追い求めた訳ではない感じがした。 気持ち的にはゆったりと、たが高い次元でクルージングできる。
どちらと言えば抑えめのスポーティが狙いだったんだろう。 とすればミニバンでスポーティは
十分アリだと思う。

 ワインディング路でもクイックなハンドリングの印象はなく切り始めの動きは穏やか。
懐が深く、奥行きがあるセッティングだ。 ステアリングフィーリングも自然で路面やタイヤの状況をしっかりと伝えてくれる。 乗り心地と走りの性能を旨く両立した僕好みのセッティングだ。

 内装に目を向けると是非装備したいのはオットマン付の2列目シート。 出来が良く、同乗者が
長距離を快適に過ごすことが出来るだろう。 他の装備とセットオプションで¥47000程だ。

 サードシート下には大きな収納スペースがあるが、オプションのボーズオーティオを選ぶと
サブウーハーが設置されるためスペースが半減していまう。
どちらを取るかはユーザーの選択となる。

 ドライビングポジションもマツダらしくスポーティーなもので足をペダルに合わせるステアリングが結構手前に来て、僕的には良いポジションになる。

 「ミニバンに走りは必要?」 というツボの結論としてはクルマにとって絶対の基本は走りなので 「必要」。 ただ走りを意識するあまり快適性が犠牲になるのはミニバンの場合NG。
そういう意味で言えば今回のMPVはバランスが良く取れていると思う。

 ただ一つ注文を付けるならば、多少値段がアップしても塗装の質をもう少し上げて欲しい。


 ・ 小森谷徹のツボ 「本当にMPV?」
 MPV=マルチ・パーパス・ビークルだが、マツダMPVは本当にそうなのか、ユーザーが求めるミニバン像にマルチで対応しているのか、検証したい。

 まずはエンジンだが、青山さんに伺った所。 日常の走行を意識したセッティングとのこと、走りのマツダとはいえ、やみくもに出力重視のエンジンにせず、NAのようなフィーリングに拘ったそう。
燃費もよくお財布に優しいエンジンだと思う。

 シートについても2列目の広さが狭い感じがあったが、これも考え方の違い。 姿勢を安定させてリラックスできるかを考えた結果。 ある程度、リクライニングを立たせ気味にし、
足も床に付ける方が疲労感が少ないらしい。 スペースよりも姿勢の安定を考えているそうだ。

 センターにあるシフトレバー部分の張り出しが大きくウォークスルーがしづらい。 逆に張り出したシフトがワインディング路では足を踏ん張ることが出来る。 と岡崎さんからのコメント。

 まとめるとシートアレンジの新しい方向性などをみてもドライバーだけでなく同乗者も一緒に走りを楽しむためのクルマ。 走りのMPV(マルチパーパスビークル)だと思う。



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