tvk
「ホンダ ゼスト」 放送日 : 2006年5月7日 クルマのツボ Home
出演者 : 株式会社本田技術研究所
ゼスト開発責任者 五十嵐 則夫 (いがらし のりお)
スタジオ車:  ホンダ ゼスト スポーツ Wターボ(FF・4速AT)
 ゼスト W(FF・4速AT)
試乗車:  ホンダ ゼスト スポーツ Wターボ(FF・4速AT)
Specifications (試乗車)
全長3395mm
全幅1475mm
全高1635mm
ホイールベース2420mm
車両重量920kg
写真:手前、ゼストスポーツ。 奥側、ゼスト
エンジン直列3気筒SOHC
総排気量658cc
最高出力64/6000(PS/rpm)
最大トルク9.5/4000(kg・m/rpm)
トランスミッション4速AT
最小回転半径4.7m
燃費 (番組測定値)12.7km/L(10.15モード 17.6q/L)
騒音 (番組測定値)70dB
ミラーTOミラー幅1710mm (番組測定値)
車両本体価格144.9万円 (消費税込み価格)
メーカーが語る 「ホンダ ゼスト」 の 3つのアピールポイント
 ゼストはご主人、奥様、お子さま、愛犬と 「誰が乗っても」 「何を載せても」 期待に応える
「乗り」 「載り」 自在なスイッチムーバーをコンセプトに開発しました。

「広くて使いやすい室内空間」
 ステップワゴンと同等の室内高により広々とした空間を生みだし大人4人が快適に乗車できるゆとりがあります。 そして、フロント側は開放感を、リヤ席は安心感、包まれ感を感じていただけるようにデザインし
居心地の良さにもこだわっております。

 また、低床、大開口、大容量の荷室は、荷物の積み降ろしが楽でたくさん積むことができます。

「ダイナミックかつ安定感のあるスタイリング」
 エクステリアはどこからみても頼もしさを感じられるデザインに仕上げました。
ボリュームのある台形フォルムは走りの良さと空間の広さを表現しています。

 長く付き合いたくなる頼りになるクルマ、そんな気持ちになっていただけるようなスタイリングを目指しました。

「爽快で上質なドライビング性能」
 2プラグのiーDSIエンジンときめ細かな制御が可能な電子制御4速オートマチックトランスミッションを採用し良好な実用燃費とスムーズで力強い走りを実現しました。

 また、ボディ骨格やスタビライザーなどの剛性を高め、さらに、ダンパー減衰力を徹底的にチューニングすることで車体のロールスピードを抑えた安心感のあるハンドリングと快適な乗り心地を追求しました。

 日常のショッピングやお子さまの送り迎え、週末のレジャーなど、
さまざまなシーンで家族みんなが楽しく使いやすいクルマに仕上がったと思っています。

 毎日の生活をアクティブに広げる 「ゼスト」 です。

ツボ
モータージャーナリスト岡崎五朗 と ユーザー代表小森谷徹が提案する
「ホンダ ゼスト」 新車のツボ
 岡崎五朗のツボ 「売れ筋への参入」
 ゼストはスズキワゴンRやダイハツムーヴ、といった売れ筋のクラスに参入してきた。

 一家に一台、ファミリーカーとして使えるという万能軽自動車。

 スタジオにはやんちゃなゼストスポーツとまろやかな感じのゼストの2台。
このクラスの軽自動車は似たようなフォルムになってしまうがゼストは男っぽい感じがする。
サイドのショルダーラインがちょっとあがっていたりしてスポーティな印象もある。

 今、売れているワゴンR、ムーヴ、ちょっと背の高いフォルムの軽自動車クラスに
ゼストは少し遅れて参入したゼストはライバルの善し悪しを研究していると思う。

 満を持して投入してきたゼストがライバルをどれだけ引き離しているのか、また、
ホンダらしさはこのクルマにもあるのかを検証。

 高速試乗・・・

 高速道路を走ってみて軽自動車でも十分だと思えるくらいしっかり走ってくれます。
ボディのしっかり感というのを感じます。

 軽自動車は限られた規格の中でつくられているので贅沢はできないのですが
ゼストに乗ってみると目に見えない所もしっかりとつくられていると感じます。

 走りの実力の高さは軽自動車の中でもトップクラスに来ていると思う。
この試乗車はターボで専用のスポーツサスペンションをつけているクルマだが
そんなにあからさまにスポーティなセッティングとは感じない。
足もキレイに動いているし乗り心地もゴツゴツしていない。 ゆったりと走っている感じです。

 直進安定性は良いのですがステアリング特性で気になるところがある。
直進から修正舵をあたえるとハンドル(舵)が戻ってこない。 中心付近の戻りが悪く
走っていて気をつかう部分。

 エンジンはターボエンジンなのですがピーキーさを抑えたエンジンで(回転域の)下からフラットなトルクを出している。 ターボを高出力として使うのではなくターボで排気量を大きくしているような印象です。

 ホンダらしいクルマという面では特に感じることはない。 ホンダらしさというとスポーティな走りやエンジン音、高回転型エンジンといったことになるんだと思いますがゼストに関すると
そういう部分はない。
ライバル車を研究したちょっとづつ良いという感じだがゼストだからこうだという部分に
今一つインパクトがない。

 山道試乗・・・

 登り勾配でもこのゼストのターボエンジンは余裕を感じてのぼる。 下の方からきっちりとトルクを出してくれる。 ホンダのエンジンはまわして凄いというイメージがあるのだけれどゼストは実用域での性能を重視したものだと言えるでしょう。

 ゼストは低床プラットフォームということで当然重心は低くなる。 この影響はコーナーでの安定感に結びついていると思う。 ちょっとはやめのステアリングワークをあたえてもグラッとくるロールはこない。 とっても安心感は高いですね。

 見た感じはミニバン的なフォルムで乗った感じも着座位置が高め、ワインディングロードでの走りは期待できないいうことになるが、運転してみるとその予想は良い意味で裏切られる。

 まとめ・・・

 まさに売れ筋のクルマの良いところ、悪いところを研究した結果、
もっと売れ筋の軽自動車をホンダが出してきたと思う。

 一方、ホンダらしさはどうなのか?ホンダはいままで既存のマーケットに後から参入するのではなく、自分からマーケットを作り出してきた。
オデッセイ、ステップワゴン、フィット(センタータンクレイアウト)など独創的なクルマだった。

 このゼストはそういう意味ではインパクトがない。


 小森谷徹のツボ 「軽カーのモノサシとは・・・」
 小さなクルマで大切な家族の要件を満たす。 そのためには、これまでの軽自動車のモノサシを超えた機能・性能・品質が不可欠でした。 というホンダの資料にコメントがありました。

 それでは、軽自動車のモノサシとはなんなのか?
軽自動車は規格が決まっていてその中でゼストはクラストップレベルをたくさん持っている。

 クラスを超えてしまうようなクルマがでて来るのか、その尺度は何から考えられているのか、
乗り心地、広さをみても、軽カーのモノサシというのは、
リッターカークラスのモノサシで軽自動車をつくっているのではないかと思う。


BACK