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「スバル・レガシィ ツーリングワゴン 2.0GT(5速AT)」 放送日 : 2006年7月2日 クルマのツボ Home
出演者 : 富士重工業株式会社
スバル商品開発本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 増田 年男 (ますだ としお)
試乗車 ・ スタジオ車:  スバル・レガシィ ツーリングワゴン 2.0GT(5速AT)
Specifications (試乗車)
全長4680mm
全幅1730mm
全高1470mm
ホイールベース2670mm
車両重量1480kg
エンジン水平対向4気筒DOHCターボ
総排気量1994cc
最高出力260/6400(PS/rpm)
最大トルク35.0/2000(kg・m/rpm)
最小回転半径5.4m
燃費 (番組測定値)9.5km/L(10・15モード 13.0q/L)
騒音 (番組測定値)66dB
ミラーTOミラー幅1990mm (番組測定値)
車両本体価格313.95万円 (消費税込み価格)
メーカーが語る 「スバル・レガシィ ツーリングワゴン 2.0GT(5速AT)」 の 3つのアピールポイント
 レガシィ、ビッグマイナーチェンジ。 それは、新しいドライビング環境を提案するものであり、より知的なレガシィの
価値を味わって頂きたい。

 スバル レガシィは、1989年、「もっとクルマになる。」 をキャッチフレーズに10万キロ世界最高速度連続記録を
樹立しながら誕生しました。

 1990年4月には、誕生間もないレガシィをWRC(世界ラリー選手権)のサファリラリーに参戦、市販車に近い
グループNクラスでの優勝を獲得しました。
このスバルの挑戦は、スバル インプレッサに引き継ぎつつ、世界各地で過酷なレース環境で培った
貴重なデータや経験として、お客様が運転される市販車のクルマづくりにフィードバックされ活かされています。

 その根本となる哲学は、技術的に理想ともいえる水平対向エンジンを縦置きにして、そこにスバルのコア技術と
呼べるAWDを組み合わせた、世界にも類を見ないパワートレーンレイアウト 「Symmetrical AWD」 を
基本メカニズムとして、クルマ本来として求められる性能を追求してきた歴史と言えます。

 クルマの本質である 「運転の楽しさと安全」 についてたゆまぬ進化を行うというスバルの開発思想に根ざしたものであります。 グランドツーリング性能を極める、安心で安全に走れることへの拘りは、今も継承されております。

 今回のスバル レガシィ、17年目の新しい進化を遂げることになりました。 クルマを取り巻く環境やお客様の志向変化や価値観が変わる中で、4代目レガシィで掲げた 「感動性能」 のさらなる進化させること、

@走りと環境の両立 Aグローバルな商品としての上質化 B快適性・利便性の向上を目指しました。
 基本性能をきっちり高めた上で、とりわけパフォーマンスと環境性能の両立に対する技術的な回答が
「SI‐DRIVE」 システムの搭載です。

 今回のビッグマイナーチェンジの開発では世界中のロケーションで、ここ日本でも、各地の道を走り、
そのときの気分やシチュエーションで性能を選び、アクセルをキチット踏み込みながら、ドライブを楽しめるモードなど
作りこみました。

 併せて、カタログの 「10・15モード燃費」 よりも好燃費のデータを得ることも効果の一つです。
パワーをセーブしながら、クルマを操る楽しみを体感頂ける、そういうドライビングカーに仕上がっております。
よりアクセル使って走る、クルマ本来の愉しさを感じていただけると思います。

 外観デザインは、好評なデザインを継承しつつ、よりスポーティで若々しく引き締まった精悍なフロントとしつつ、
内装デザインでも、ドライバー、同乗者の乗る人すべてが快適さと愉しさを共有できる空間を実現しました。
マッキントッシュの進化、後席アメニティ、NAVI機能の充実など、随所にレガシィの進化を織り込みました。

 時代性や市場環境の変化を認識し、環境や乗る人全ての快適性を両立し、今まで以上に幅広いお客様に
お乗りいただき、ご満足いただけると確信しております。

ツボ
モータージャーナリスト岡崎五朗 と ユーザー代表小森谷徹が提案する
「スバル・レガシィ ツーリングワゴン 2.0GT(5速AT)」 新車のツボ
 レガシィは日本のステーションワゴンの代表と言える。 このカテゴリーには当然の如く
国内メーカーもライバル車を投入したが、牙城を崩せないまま現在に至る。

 スバルは拘りを持って車を造るメーカーで車好きにはとても魅力的だと思う。
ただ、あまり拘りのない一般的なユーザーにとっては少しヘビーな印象もある。

 今回のマイナーチェンジでその部分がどの程度マイルドになっているのか、新技術と合わせて検証したい。

 高速道路の試乗ではまずI(インテリジェント)モードで本線合流時の加速性能を検証した。

 このモードで加速している場合。 床までアクセルを踏んでも、出力が規制されて
2リッターNA並みの性能となる。
Iモードでは上の性能を規制することでより滑らかな加速と低燃費を実現することができる。

 このSI−DRIVEシステムは、センターコンソールに設置されたボリュームスイッチを動かすことで3つのモードに変化する。

 出力が規制されるIモードだが緊急時の危険回避など、急な加速力が必要な場合、
ハンドルコラム内に内蔵されるS#(スポーツシャープ)スイッチを押すことでも
瞬間的にモードが替わり、車の性能を目一杯使うことができる。

 マイナーチェンジを行ったレガシィに乗っていて一番感じることは、乗り心地が良くなったことだ。

 走りが好きな人には好評なレガシィの足回りだが、その一方で少し走りに振り過ぎて乗り心地が犠牲になっている印象があった。 レガシィ=走り屋の車という呪縛からようやく逃れることが出来たのかもしれない。 足が凄く綺麗に動いてフラット感も上々だ。

 今回新しく加わった機能がメーターパネル内に設置された 「ECOゲージ」。 瞬間燃費が
平均燃費を上回った状態で+方向にゲージが示す。
+方向へのゲージの動きを常に目指して走行することで燃費の向上を狙う。

 ワインディング路ではS(スポーツモード)を選択して走行してみた。 このモードはこのレガシィの標準的な性能に設定されている感じで、アクセルを踏みこめばエンジンの持っている性能を
目一杯使い走行することが
できる。

 動きの良くなった足回りもAWDシステムと相まって、ジワッとロールが起きてしっかりと路面を
掴む、ステアリングの特性も素直でこのセッティングなら初心者でも安全に走行することが出来る。

 SI−DRIVEで選択出来るもう一つのモードがS#モードだが、Sモードとの違いは例えば
アクセルを少し踏んでも急激な加速を行うことが出来る。
このモードでは車がギクシャクした動きになりがち。 僕だったらあまり使わないだろう。

 外観に目を向けるとフロント回りもデザインが変更されている。 レガシィユーザーならすぐに違いに気づくだろう。 ボンネットやリヤのゲートには従来通りアルミを使い軽量化を図ると共に閉まる
音にも気を使っているそうだ。 この辺りの造り込みも拘りの部分だろう。

 内装ではSI−DRIVEのスイッチの動きがメーター内の表示とリンクしていないので初めは
戸惑うかもしれない。 ステアリングコラム内についていたパドルスイッチもステアリングの後ろに
設置されたレバー式に変更された。

 ほとんどの国産メーカーと違いスバルは毎年小変更を繰り返して熟成される。
これはメーカーにレガシィがどうしたら良くなるかをエンジニアが常に考えていて
開発を継続して行っている証。
その積み重ねがこの進化に繋がった印象があった。


 ・ 小森谷徹のツボ 「一粒で3度おいしい」
 今回のレガシィの目玉が 「SI−DRIVE(エスアイドライブ)」 と呼ばれる3つの異なる性能が楽しめるシステムの搭載だろう。 しかし、一般のユーザーにはこのシステムを買う前に体験することは難しい。 そこで今回はこのシステムを出来るだけ分かり易く説明して頂こうと思う。

 増田さんに伺うとSI−DRIVEは2000CC、2500CC、3000CCのエンジン性能をスイッチ一つで使い分けることができる機能とのこと。 具体的には
一つのエンジンに3つ異なる性能(特性)を織り込み、
トランスミッションのシフトタイミングなどを含めたトータルの制御を入れているとのこと。

 これは電子制御の進化が可能としているそうだ。 但しピークの出力はSモードS#モードは
同じ。 Iモードでの最高出力は200PS程だが、これは例えば市街地などで、気持ち良く
アクセルを踏みながら燃費も稼げるという仕様とのこと。

 従来はドライバーがアクセルワークに気を使い、燃費を向上させていた行為をこのシステムは
車が制御してしまう。
Iモードならばアクセルワークに気を使う雪道や雨天時の運転でも威力を発揮しそうだ。




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