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「マツダ・アクセラ」 放送日 : 2006年7月30日 クルマのツボ Home
出演者 : マツダ株式会社
プログラム開発推進本部 第1プログラム開発推進室 主査 前田 龍雄 (まえだ たつお)
試乗車 ・ スタジオ車:  マツダ・アクセラスポーツ 23S(5速AT) * 青いクルマ/
 マツダ・スピードアクセラ(6速MT) * ワインディング路のみ試乗・赤いクルマ
Specifications (試乗車)
全長4480mm
全幅1745mm
全高1465mm
ホイールベース2640mm
車両重量1250kg
エンジン水冷直列4気筒DOHC
総排気量2260cc
最高出力171/6500(PS/rpm)
最大トルク21.8/4000(kg・m/rpm)
最小回転半径5.2m
燃費 (番組測定値)10.6km/L(10・15モード 12.2q/L)
騒音 (番組測定値)68dB
ミラーTOミラー幅1940mm (番組測定値)
車両本体価格215.0万円 (消費税込み価格)
メーカーが語る 「マツダ・アクセラ」 の 3つのアピールポイント
 今回のマツダアクセラは、マツダの新世代スポーツコンパクトとして、2003年10月に国内市場に導入されました。 それ以来、世界の市場で高い評価をいただいており、獲得した自動車関連の賞は60以上、
グローバルでの累計生産台数は95万台*を超えています。 *2006年5月末時点。

 マイナーチェンジしましたアクセラは、

「さらに期待を超えるダイナミックスポーツコンパクト」 をコンセプトとして、
内外装のスタイリング、ダイナミック性能、質感を強化しました。
同時に、市場の要望にお応えし、燃費性能の向上、静粛性の改善、4WD機種の追加などを行なうことにより、
グローバルコンパクトカーとしての商品力を更に高めています。

 そして、新機種として追加されました

「マツダスピードアクセラ」 は、「ハイパフォーマンスコンパクト」 をコンセプトとして、
2.3リッター直噴ターボエンジンを軽量でコンパクトなボディに搭載しつつ、264馬力という高出力を
最適に制御するため、ボディ、サスペンション、ブレーキ等を専用チューニングしています。

 また、走りの良さを感じさせながら洗練された雰囲気を醸し出すデザイン、

「運転する楽しさ」 と 「日常の使い勝手」 の最適なバランスを
特長としています。

ツボ
モータージャーナリスト岡崎五朗 と ユーザー代表小森谷徹が提案する
「マツダ・アクセラ」 新車のツボ
 ・ 岡崎五朗のツボ 「世界最速のFF」
 マツダの世界戦略車であるアクセラ。 今回のマイナーチェンジではシリーズ全体のさらなる走りの熟成と高性能な走りのモデルを追加してきた。

 この 「マツダスピードアクセラ」 と呼ばれるバージョンはアクセラのボディに264PSのエンジンを積み込み、しかもFF(前輪駆動)のモデル。 一般的にFF車は路面に有効に出力を伝えるのが苦手な駆動方式と言われる中、この高性能バージョンがネガな部分をどう克服しているのか、
シリーズ全体のマイナーチェンジ後の印象と合わせて検証してみたい。

 高速道路での走行印象(23S)はヨーロッパの小型車に近く、直進安定性が高い。
これは見えない部分(例えばダンパーやサスペンションなど)へのコスト投入というヨーロッパ車と同じ考え方から生まれたものだろう。

 ただ限られたコストの中で走りを追求すると犠牲になるのは快適性の部分。
特に静粛性については問題があった。 しかし今回のマイナーチェンジでその部分に手が入り
ロードノイズが軽減された。

 今回のマイナーチェンジではATも多段化され5速ATが投入された。 これも加速性能や燃費の向上、静粛性に貢献している。 ただし新設されたステアリングシフトスイッチは誤作動防止の為、ATセレクターがマニュアルモードになっていないと作動しない。
Dレンジでも有効になればいいと思う。

 アクセラの美点は100kmという高速の制限速度がとても遅く感じてしまう事。 これは
しっかりした足回りによって車の安定感がもたらすもの。 この辺りもヨーロッパ車的だと思う。
スピードオーバーには注意が必要だろう。

 ワインディング路も走りのマツダを具現化した味わいが体感できる。

 クラスでは大柄なボディサイズも全く気にならない。 サスペンションがしっかりと路面を捉え、
ロールの出方もスムーズだ。
例えば大きく回り込んだコーナーにオーバースピードぎみで侵入してしまっても
ハンドルを切り増してやることであっけなくコーナーをクリアしてしまう。

 剛性感の高いブレーキ、大人4名乗車でも力不足のない2.3リッターエンジンなどこのモデルを購入しておけば十分な走行性能が得られると思う。

 一方、ワインディング路のみ試乗した 「マツダスピードアクセラ」 の印象はマツダ車の中でも
相当尖った存在だと思う。

 18インチの大径タイヤを収めるためにフロントフェンダー20mm拡大、インタークーラーを搭載するための専用ボンネットフード、専用リアスポイラーなどで武装されたスタイリング、インテリアも専用シート、ペダルなど走りの演出が施されている。

 専用チューニングの足回りは23Sと比べて固く、ロールも少ない。 コーナーでは
23Sの半分くらいのロールで姿勢も変わらない印象だ。

 そして気になるFFで264PSというパワーをどう消化しているのかという点については、例えば
コーナーをアクセルを多めに踏みながら脱出する場面でも、思ったよりジャジャ馬ではない。
これはステアリング舵角と連携したエンジン制御、全車標準装備の横滑り防止装置(DSC)などの電子制御によるトルクマネージメントの恩恵だろう。

 高性能FF車だがMT免許があればクラッチも軽く、低速からトルクも出ているので
誰でも運転できる懐の深さをもっている。
ただしアクセルを踏み込んだ時の鋭い加速力など、乗りこなすには相当の腕が必要だろう。

 メーカーの方に伺うとシリーズ全体に渡り、走行性能の熟成を図るために足回りの剛性アップを図っている。 マツダスピードアクセラについてはベース車両からさらに専用のチューニング、補強を加えているとのこと。

 騒音についてもロードノイズ、こもり音の改善。 ルーフ内に吸音材を装着するなどの対策が
行われているとのこと。

 価格的には23S+26万円のマツダスピードアクセラはMTしか設定がないが、
走り好きにはかなりお買い得な印象。

 今回のツボについてまとめると
例えばエンジンにパワーを与えるのは今の技術水準から考えれば割と簡単な事。 むしろ
難しいのはFFと言う駆動方式でそのハイパワーをこなすシャシーを造り上げることだと思う。
その点でもマツダスピードアクセラは264PSというパワー様々な電子デバイスを使い
旨く消化している。

 FF車は新しい時代に入ったのかもしれない。


 ・ 小森谷徹のツボ 「ヨーロッパ人好みの車」
 アクセラの日本での販売台数はおよそ月2000台。 しかし生産台数は月3万台。 そして
そのほとんどが海外で販売されているそうだ。
中でもヨーロッパでの人気がすごく、生産が追いつかない程らしい。

 日本車は走行性能が重視させるヨーロッパ市場でも人気が高いが、国内で販売されるものと
足回りの仕様などが違うらしい。 日本でヨーロッパ車が人気を集める中、走りのメーカー
「マツダ」 がその部分をどう考えているのが今回はじっくり伺ってみたいと思う。

 メーカーの方に伺うと日本のユーザーとヨーロッパのユーザーでは要求が全く違うとの事。
例えば超高速域の走行を多用するヨーロッパの人は高速安定性にとてもうるさいらしい。
その辺りがアクセラの走りの良さの要因なんだろう。

 求める物の違いから日本仕様と欧州仕様のセッティングを変更する国内メーカーが多い中、
アクセラについてはほとんど同じセッティングとの事。
後席中央にも3点式シートベルトが装着されたのもポイントが高い。

今回のマイナーチェンジのポイントは
フロント…フェイスのデザインの一新。 (バンパー、グリル、F.フォグランプ)
これによりスポ^ティー&アクティブイメージの強化。

リア…バンパー、スポイラー(LED化)の変更。

インテリアではシートファブリック、センターパネル等
コクピット周りのカラー処理変更(ダークシルバー化)
などによる質感のアップが図られているとのこと。

 ヨーロッパ人好みの車が良いのか、日本人好みの車が良いのかは非常に難しい部分だと思う。

 便利な装備や工夫のあるシートアレンジなども非常に大事だけど、車の本質である
「走りの性能」 が高いヨーロッパ車と同じ志をもつアクセラを選んでみるのも良いかもしれない。




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