アナウンサーズマガジン

画面では決して見ることの出来ないアナの表情が満載!番組への意気込みや裏話も アナ本人の文章で紹介。

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img_04_1.jpg2003年ペナントレース開幕・・・です。
ベイスターズ山下監督誕生から、秋季キャンプ、自主トレ、春季キャンプ、オープン戦...。
今回は、担当させていただいた、ベイスターズくらぶ(毎週木曜日午後9時00分~9時30分)取材を軸に歩んできましたが、いよいよ、全ての結果が出る、ペナントレース開幕です。番組スタッフ一同は、「ベイスターズ優勝!」 を信じていますが、沖縄でキャンプを行う他球団を取材すると、どうしても、隣の芝生は青く見えてしまいます。阪神の厚くなった選手層に驚き、中日の投手を中心とした充実度に感心。 ヤクルト岩村選手らの華やかさは、しっかりと目的意識を持った猛練習が支えていることを知り、広島の若手が密度の濃い練習を、当たり前のものとして取り組む姿を目に焼き付ける。

img_04_2.jpgベイスターズも古木選手、吉見投手のみならず、17人の新戦力、巻き返しを誓う力...と、楽しみは沢山あります。
ただ、『今シーズンの戦い』 を考えた時、山下監督や江藤ヘッドコーチに伺った言葉「本来なら、優勝を狙いますというべきかもしれないけれど、1つ1つ充実した戦いの中で、勝利を目指す。 その積み重ね。」 になるのでしょうか。チームが強くなるのは、大変な事。 勝負の結果は勿論どうなるかは、わかりません。 しかし、言葉の中には「今シーズンの成長を経て、チームはこれから先、より強くなっていく。」 というメッセージを含んでいるように思えてなりません。

もう一つ、福田バッテリーコーチから、「選手には必ず伸びる瞬間がある。そのタイミングを逃さない事がコーチの仕事」 というお話しを伺いました。私自身も実況の中にチームと選手が成長するタイミングを逃さず織り込まなくては、と戒めました。今シーズンの目標の1つです。

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さて、先程 『隣の芝生は青い』 と書きましたが、鮮やかさでは、今年張り替えた横浜スタジアムの人工芝は、日本一ではないでしょうか。 色あせない屋外用フィールドターフ。 柔らかく、ボールの弾み方も抑えられ、変な当たりの人工芝ヒットは減ります。 野手も思い切って打球を追えるので、ファインプレーが増えそうです...。様々な思いをめぐらせる球春。

今年も沢山の、思い出に残るシーンをお届けします。