アナウンサーズマガジン

画面では決して見ることの出来ないアナの表情が満載!番組への意気込みや裏話も アナ本人の文章で紹介。

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大学野球、ラグビー、時にはラグビートップリーグの取材中「教育実習に行っていました。」 という選手に出会います。教員免許取得を志した人は、春か秋のいずれかに(多くの場合母校へ)一定期間の実習へ出掛けなくてはなりません。懐かしいなあ・・・教育実習!

...今からもう19年前(西武ライオンズのルーキーだった清原が活躍し、映画 『ロッキーⅢ』 が封切りされた頃)大学4年の6月、私も母校である千葉県の市川高校で2週間、社会科の教育実習を経験しました。高校3年時の恩師(今は、校長先生になられています。)を訪ね食事をご馳走になり、私の担当に就いて下さった先生にレクチャーを受け、在学中よく“愛の平手打ち” を(今はもうないと思いますが)頂いた先生には恐る恐る挨拶。

img_12_1.jpg中高一貫の男子校。
正直卒業時は、来るべき大学生活への思いの方が強く「親しい友人とはずっと連絡を取り合うのだし・・・」 とあまり感慨はなかったのですが、4年ぶりに通う母校は大変懐かしく、職員室を軸に見渡す風景は新鮮でした。

担当した教科は1年生の地理と3年生の政経。1年9組のホームルームもさせていただきました。今思うと、大した準備もせず元気と勢いに任せた授業に加えて、数多くの失敗や失言。担当の先生には随分ご迷惑をかけてしまいました。JR本八幡駅から歩いて20分の道程を、遅刻ぎりぎりのため10分で走る自分に「4年経っても、進歩してないなあ~」 と反省しきり。それでも、あっという間に過ぎた2週間は今も忘れられない充実した日々でした。(アナウンサー受験をやめて、教員採用試験を受けようかと悩んだ程でした。)

B6の紙に、当時の生徒に書いてもらった授業の感想約200枚は今も大切な宝物です。

  * 大きく、見やすく、汚い字。
  * 黒板の字が右に行くほど大きくなる。 遠近法を使っているのだろうか?

という板書のクレームから

  * 社会科の先生にありがちな理想論がある。 現実はもっと厳しい。

と、ドキッとさせられるものも。

  * パワフルで印象に残る授業でした。
  * 目が印象的で親しみ易い。 これからも笑顔でいてください。
  * やけに熱い。 金八先生の見過ぎかも。
  * 大学4年と思えない程、妙にふけて、いや、落ち着いている。

19年を経た現在の自分にとっても、
反省すべき点や元気を与えてくれる言葉が散りばめられています。

img_12_3.jpg今、高校のスポーツ中継の取材で、神奈川県内の様々な学校に伺う機会に恵まれています。高校生の気持と同時に、ほんの僅でも指導者の立場からの考え方を中継でも生かしたいと思えるのは、母校が卒業後に与えてくれた貴重な経験のおかげかもしれません。尚、最近母校は新校舎に移転し、男子校から男女共学へと移行しました。
どの位雰囲気が変わったのか?近々訪ねてみようと思います。