アナウンサーズマガジン

画面では決して見ることの出来ないアナの表情が満載!番組への意気込みや裏話も アナ本人の文章で紹介。

10月10日、伏兵・嶺井の劇的なタイムリーでベイスターズが巨人を撃破。その瞬間、CSファイナル進出が決まり、同時にtvk初のCS中継が実現することになりました。しかも、急遽、携帯電話によるリポートで、現地から情報を入れることが決定。私は急いでホテルと新幹線のチケットを手配し、ディレクターと共に13日、朝一で広島へと旅立ちました。
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 新横浜から約4時間。到着したマツダスタジアム周辺はプレーボール6時間前の時点でカープファンが列を作り、どこもかしこも赤一色。近くのローソンの看板までも赤でした。試合前のインタビューのために横浜ファンを探すのにも一苦労。圧倒的なアウェイ。スタンド近くで偶然会った横浜ファンの村瀬秀信さん(三浦大輔引退試合のゲスト解説)が「サッカー日本代表が中東に試合に行く時はこんな気分なのかな」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと感じました。
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 試合が始まっても、大応援に応えるように赤いユニフォームが躍動。ベイスターズも投手陣がよく粘りロースコアの展開に持ち込みますが、リーグ王者に力の違いを見せつけられてしまいました。中継した13日の試合では、左手薬指を骨折しながら強行した梶谷、期待のロペス、筒香も残念ながら不発。私もいつもとは勝手の違う電話リポートに苦戦しつつも、現地の様子や、選手やコーチから聞いた情報を伝えましたが、悔しいことにベイスターズのタイムリー談話を入れる機会はありませんでした。
 結局、ベイスターズは第3戦で意地を見せ、第4戦でも驚異の粘りを見せましたが、カープの壁を破ることはできず。それでも広島に駆け付けた横浜ファンの最後まで諦めない声援。パブリックビューイングに集まった大勢の人の後押し。1stステージが行われた東京ドームで巨人を圧倒した熱烈な応援も含め、2016年を象徴するような「チーム・ファンが一体となった戦い」だったと思います。
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今シーズンは、私個人としても、10月半ばまで、ドキドキワクワクする毎日を過ごし、CSの現地リポートという貴重な経験もさせてもらいました。もうベイスターズの皆さんには感謝の気持ちしかありません。夢の続きは来季以降ですね。次は、より現実味を持って「98年以来の日本一の瞬間を待つ」という、新たな楽しみが増えました。
そして、今シーズンで現役生活にピリオドを打った三浦投手。私のような若輩者にも、いつも丁寧に接して下さりありがとうございました。恐れ多くも引退試合の実況をさせていただけたことは、一生の財産です。三浦さんが「逞しくなった」と褒めていた後輩たちがきっと、更なる高みへチームを導いてくれることを信じています。25年間お疲れ様でした。  
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