アナウンサーズマガジン

画面では決して見ることの出来ないアナの表情が満載!番組への意気込みや裏話も アナ本人の文章で紹介。

全国大会へと続く「第38回 神奈川県ミニバスケットボール大会 決勝大会 チャレンジカップ」。
今年も男子決勝の実況を担当しました。解説は県ミニバス連盟技術委員長の狩野陽士さん、ゲストに県バスケット協会強化育成グループ長の岡崎朝夫さん。インタビュアーは岡村帆奈美アナウンサーでした。
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決勝で激突するのは、柿生レッズと川上北ブルーデビルス。
舞台は漫画「スラムダンク」の会場モデルでもおなじみ平塚総合体育館。

過去3度の優勝を誇る川上北は、6年生わずかに2人という下級生主体のチームです。
しかも、6年生の1人が前日に骨折をして欠場という絶体絶命の状況。

一方、初優勝を狙う柿生は、驚異的なDFから流れを作り勝ち上がって、
準決勝では秋の県王者・汐見台を下すなど勢いのあるチームです。

試合は、序盤から持ち味の激しいDFと、外山キャプテンを中心にした攻撃で、柿生がリードする展開。
しかし、川上北が6年生・東明キャプテンの積極的な仕掛けに加え、
中村君のリバウンド、5年生山本君のロングシュートも冴えわたり、試合終盤に逆転。
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見事、川上北ブルーデビルスが全国大会への切符を手にしました。
試合後のインタビューでは、骨折のためベンチから声を送り続けた逸見くんの涙が印象的でした。

普段、プロ野球をはじめとする注目度の高いスポーツ中継を担当させていただいていますが、真剣に、そして必死に競技に打ち込む姿には、プロ選手でも子供たちでも変わらず、観る者の心を揺さぶるパワーがあるのだと実感しました。
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そして、この大会を戦った選手たちには、今回感じた喜びや悔しさを、また来年のチーム、もしくは次なるステージに繋げて欲しいと思います。

ミスターバスケットボール”佐古賢一さん、日本人初のNBAプレーヤー田臥 勇太さんをはじめ、数々の名選手を輩出している神奈川ミニバス。
この中から、将来の日本バスケットボール界を担うスターが誕生することを期待しましょう!