「母の日」カーネーション出荷作業がピーク 原油高の影響...
2026/05/08(金)21:16
原油価格高騰の影響が広がっています。 10日は「母の日」ですが、贈り物の定番であるカーネーションも生産コストが上がり、農家は打撃を受けています。
全国的なカーネーションの産地として知られる秦野市。 1年で最も需要が増える「母の日」を2日後に控え、農家は朝から大忙しです。
記者Q今年の出来は?
今井園芸 今井勲さん「まあまあかな。誰が買ってくれるかなと思いながらね」
今井勲さん82歳。 この地で60年以上カーネーションを生産しています。
およそ半年間手塩にかけて育てた花は、一つ一つ手作業でラッピング。 しかし、ことしは異変が。
今井園芸 今井勲さん「こういうセロハンも原油が絡んでるのか、だんだん上がってきちゃって上がるだけでなく量がなくなってきているのが今一番心配」
石油由来の包装資材は原油高の影響で現在、仕入れに数量制限がかけられているほか、週明けの13日からは3割~7割の「値上げ」がJAから通知されました。
さらに、6月から来年分のカーネーションの生産が始まりますが、苗植えに不可欠な肥料の仕入れ値も去年より3割高騰。
コストを抑えるため、この冬はハウスの暖房温度を普段より下げて、燃料である重油の使用量を抑える努力をしましたが、このまま原油高が続くと生産を維持できなくなると不安をもらします。
今井園芸 今井勲さん「今までこんなことなかった。 高くなっても買ってくれる客がいればいいけどなかなかそうはいかない」
それでも例年通り多くのお母さんたちにカーネーションを楽しんでもらいたい。 今井さんはしばらくは価格を維持したまま、市内のスーパーなどへ出荷するとしています。
今井園芸 今井勲さん「高齢になってきちゃっているが体の動く限りは花を作りたい。 きれいな花で長持ちしていつまでも眺めてもらえる、そんな花を皆に買ってもらいたい」
母の日に、おこづかいを握りしめてカーネーションを買って帰るーそんな光景がこれからも続いてほしいですが、生産現場ではコスト上昇が深刻な状況になっています。
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