あっぱれ!KANAGAWA大行進

この番組は神奈川県33市町村を巡り、そこに住まう人々の暮らしや文化、名所を紹介するものです。

6月11日:大磯町

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今週の『あっぱれ!KANAGAWA大行進』は、大磯町です。

4月からの、雨晴れ交代ジンクスからすれば、きょうは雨を覚悟していたスタッフでしたが、
なんと!朝から大雨・洪水警報が発令される中での『あっぱれ!・・・』となってしまいました。
デビット伊東、三﨑幸恵アナウンサーらが集合したのは
「花水橋の夕照」として「大磯八景」のひとつに数えられている花水川のたもとです。
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               〈普段おとなしい花水川も、水かさが増し濁流と化していた〉

大磯と言えば海のイメージですが、山あいの風景も美しいものなのです!
本当なら「花水川に映る高麗山の風景」を見ながら番組をスタートしたかったのです。
ところが山には霞がかかり、川は水かさが増し濁流のよう。
オープニングシーンの撮影だけで、全員がびしょぬれになってしまったのでした。
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   〈覚悟を決めて撮影を開始したものの・・・きょうおろし立てのデビの靴もびしょびしょに〉
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                 〈こんな悪天候にもかかわらず、番組ファンの方が応援に来てくれました〉

  
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元気を出して、高麗山の麓の住宅街を探検することにしました!
ところが角を曲がると、道路は一面の水浸し状態です。CIMG4726.JPG CIMG4725.JPG

くるぶしの上まで水につかりながら必死に歩くと、不思議な光景が目に飛び込んできました。
裏山の木の上になぜかツリーハウスらしものが・・・CIMG4714.JPG
デビさん、大荒れの天気にもかかわらず、早速ピンポン押してみます。
顔を出してくれたのは、ご主人の高田麦太さん。迷惑顔ながらも親切に対応して
ツリーハウスを見せてくれることになりました。
高田さん、聞けば大磯在住40年の大磯人とか。
このツリーハウス。造ろうとしたきっかけは、奥さんが出産するとき
そのお祝いにと一人でつくってしまったんだそうです。
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もともとショーウインドーなどをデザインする仕事をしていたので、造るほうもお手のもので
10日ほどで完成させたそうです。
晴れていれば相模湾の眺めがすばらしい、でも今日はちょっと登るのが怖いツリーハウスでした。

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さらに住宅街を行くと、、『tane tane』と書かれた小さな案内板が・・・

惹かれるものを感じて奥にを進んでいくと、昭和初期を感じる一軒のお宅です。
声をかけると若い女性が二人いて、ここをアトリエとして草木染めと彫金をやってるとのこと。
普通の家だと思ったのはという工房なのでした。
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元々は民家だった建物を借りて、二梃木(にちょうぎ)絵里さんと
大学時代の友人の小杉真由さんが一緒に始めたのだそうです。
「二梃木」さんとは珍しい名字ですが、実は大磯では多い名前だそうで、
歴史にまつわるものだとか・・・
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〈左:二梃木絵里さん 中:小杉真由さん〉

ゆったりとした空気感の中。若い2人の女性アーティストにいやされたデビット伊東と三﨑幸恵アナでした。
かわいい作品は、大磯や鎌倉のイベントで販売しているんだそうです。

 
少し移動して、三﨑アナが予約しているおいしいお店に向かうことになりました。
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今回は、地元で絶大な人気の地魚料理の店『たけよし』です。

普段は営業していない昼間の時間ですが、無理を言って店を開けてもらいました。
1964年の東京オリンピックの際に、大磯町がヨット競技の選手村になりました。
そのときに、大磯の美味しい海の幸を提供したいと考えてスタートしたお店です!
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現在は、2代目の小島伸元さん孝子さんご夫婦と息子さんで
アットホームなお店を、きりもりしています。
きょうは、地魚の刺身の盛り合わせ、大磯で獲れた新鮮なアジの南蛮漬け等々、
いつにもまして豪華な料理を用意してくれました。
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           〈舟盛〉               〈鯵カルパッチョ〉         〈しらすサラダ〉
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 〈カマスフライ〉           〈鯵南蛮漬け〉           〈鯵寿司〉
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                           〈海鮮汁〉

素材の良さとその旨さを見事に引き出し生かした、真心のこもった調理と味付け、
デビット伊東と三﨑幸恵、感激のひと時です。

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国道1号線「さざれ石」信号付近は、大磯を訪れた際には是非行って欲しい場所のひとつだ、と
デビット伊東が言います。
旧東海道に沿って美味しい老舗が並んでいる通りで、
デビさんは、何年か前の「あっぱれ!・・・」で訪ねました。
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創業が明治時代という店々の通りを歩いていくと、後ろから『井上蒲鉾店』の女性が
薩摩揚げをもって追いかけて来ました。差し入れにもってきてくれたのだそうです。
感謝感激です。
その先に、デビさんがまだお訪ねしたことがなかった古い建物が見えてきました。
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歴史を感じる和菓子屋さんの『新杵』です。
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きょう初めて足を踏み入れると、運よく4代目のご主人の奥さんが接客中でした。
戦後の名宰相、吉田茂もよく買いに来た和菓子屋さんだそうで、
また、今も名物の『西行饅頭』は、島崎藤村のお気に入りの一品だったとは驚きです。
デビさん三﨑アナ、上品な和菓子にうっとり!


海岸が近くなってきたのでしょうか、潮の香りがし始めたあたりで
不思議な建物のお店に出会いました。
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レストランのようですが、どことなく病院のようなたたずまい。
思い切って中に入ると、、、。  
やはりここはイタリアンレストラン。今年、5月にオープンしたばかりだそうです。
そして驚いたことに、この建物はかつて歯医者さんだったものを改装したのだとか。
このイタリアン『オステリアイルチエロ』でちょっと一休み。
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でもオーナーは歯医者さんで、リフォームしたのは2階の雑貨屋さん。
ちょっと2階の『大橋商店』も見せてもらいました。
そこで伺うと、1階の厨房部分が診察室の治療イスがあった場所になるんですって!
面白いですねえ!
3階はオープンスペースとして、芸術作品の展示などに使われています。


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                            〈砂浜には「はまひるがお」が咲き始めていました〉
大磯町のゴールは、やっぱり、大磯海岸!
これから見ごろを迎える「はまひるがお」が、可憐な花を咲かせていました。

今週のプレゼントは、大磯の老舗『新杵』から「弘法饅頭」と
やはり老舗『井上蒲鉾店』から「はんぺんと薩摩揚げセット」です。

来週は、相模原市の淵野辺あたりを冒険します。

今週の「あっぱれ!トーク」は、先週、丸刈りになった五十嵐ディレクターを紹介します。