12月17日：中井町
２週お休みをいただきました「あっぱれ！ＫＡＮＡＧＡＷＡ大行進」。
復帰第１弾のターゲットは中井町。
町のほぼ中心に位置する中井中央公園周辺を歩いた後、
町の中心を縦断する県道７０９号にそってのんびりと散策します。
【中井中央公園からは富士山がくっきり】 【オープニングは滑り台の上から…】
冬本番を感じさせる午前９時すぎ。
「あっぱれ！」隊は、中井町ご自慢の「中井中央公園」に集合しました。
３週ぶりとあって、いまひとつ調子がつかめないデビット伊東と未﨑幸恵アナウンサーでしたが、
「この公園に来たら…」のお約束！
全長１０１メートルのローラー滑り台を滑り降りて、目を覚ましたようです。
【決死の滑り台撮影：後ろ向きに藤井カメラマン（女性）
先頭は音声のロクサン（50代）】
公園の中にあるパークゴルフ場にさしかかると
大勢のプレイヤーで賑わっていました。
その場で紹介されたパークゴルフ協会々長の加藤国重さんに聞くと
中井町はパークゴルフが盛んで、きょうは同好の人の集まりである「朝イチ会」の
４ヶ月に一度の大会なのだそうです。
パークゴルフは、近年、全国的に人気が高まっていて
加藤さんも１０年ほど前にこの競技に出会って以来
すっかりハマってしまい、
奥さんの富美子さんと２人でほぼ３５６日、
雨の日でも毎日プレーしているそうです。
【デビット伊東のティーショット】 【三﨑幸恵のアプローチは…】
全国大会で優勝経験のある加藤さんと、準優勝の奥さんに対し
無謀にも挑んだデビ・三崎コンビ。果たして結果は・・・。
中央公園を出て、ハイキングに良さそうな道を歩いていくと
小さな祠のまわりに人だかりが・・・
近寄って訊くと、「河童堂（かっぱどう）」の掃除をしている、とのこと。
「河童？」俄然興味が湧いて更におたずねすると、祠に案内してくれました。
すると、中には河童の焼き物がギッシリと並んでいました。
案内してくれたのは相原宗由さんと奥さんの美智子さん。
この河童の焼き物は、奥さんの美智子さんの作品なのだそうです。
２人は元教員で、退職後に奥さんは大好きだった河童の話を求めて全国を歩きました。
そして、そのインスピレーションを元に
河童をモチーフにした陶芸をライフワークにしているのだそうです。
その作品を展示する場として、また中井町がいつまでも河童の住める自然豊かな場所で
あるようにとの願いをこめて、ご主人が３年前に建てたのが「河童堂」。
いまでは多くの河童好きの人の拠点となって
年に何回か自然観察会やバーベキューをやるようになったそうです。
河童好きなみなさん、この日は温かーい豚汁で温まりながら
今年最後の大掃除をしていたということでした。
一気に中井町の南端まで来て、小田原市との境から県道７０９号を北上していきます。
歩き始めてスグ。ちょっと横道にそれた「あっぱれ！」隊は小さなお豆腐屋さんを発見しました。
普通なら通り過ぎてしまうようなお店ですが、中井町はお店が少ないので
目についたら入ってみよう、とデビット伊東が入っていきました。
中で仕事をしていたのは岸輝男さん。
聞けば中井町でただ１軒の豆腐屋さんなんだそうです。
豆腐の種類により大豆のブレンド比率を変えて作るという丁寧な手作り豆腐。
「味見していって」と出されたザル豆腐と出来立ての湯葉は
優しく懐かしい味でした。
【出来立ての湯葉を・・・ 思わず「うまい！」】
【ザル豆腐は女性カメラマンに・・・ うまい！】
再び県道７０９号を歩いて、きょうの予約店に向かいます。
この道を良く通るという視聴者から、「ナマズの絵が描かれた食道がある」と
お便りをいただいたので、三﨑アナがお願いしていたのでした。
確かにありました。「なまず」の看板が出ている食堂「あさひ食堂」です。
予約のお願いをして来ましたが、普通は予約など必要ない普通の町の食堂です。
昼時とあって、大勢のお客さんで賑わっていました。
席につくと、「ナマズの天丼」と「ナマズの天ぷら定食」が出てきました。
さっそく口にすると、上品な白身魚のような味わい。
言われなければ「ナマズ」とは気づかない美味しさでした。
【ナマズの天丼】 【ナマズ天ぷら定食】 
ご主人の重田栄治さんに、ナマズは中井町の特産なのかを聞くと、
そうではなくて、重田さんの兄妹がみんな食堂をやっているので
自分の店の特色を出そう、と始めたのだそうです。
最初は井戸水で「活なまず」を飼育して料理していましたが、
水が「きれい過ぎ」て「冷たすぎる」ことから飼育は断念しました。
「なまず料理」を食す機会はそうそうあるものじゃありません。
“町の食堂”らしい美味しさに、満腹になるまで食べた二人でした。
ちなみに、店で一番出る料理は「豚の生姜炒め定食」だそうです。
横浜のみなとならいエリアまでが見える山道を登ってきた
デビさんと三﨑アナ。
ミカン畑の中を歩いていると楽しそうに過ごすグループを発見。
なにしているかと近づいてみると、
ミカン採り入れの合間の休憩のようです。
それにしても、キノコを焼きながらお茶ですか･･･？
聞けば、メンバーのひとりの森昭人さんが
趣味で栽培しているキノコなんだそうです。
森さんは農業大学のときからキノコマニアになってしまい
自分で栽培したり、富士山麓まで珍しいキノコを採りにいったりして
家族や仲間とちょくちょく試食会をして楽しんでいるそうです。
キノコを食べたりミカンをご馳走になったり･･･相変わらずのデビさんと三﨑アナです。
ふとデビさんが、横の小屋にミカンがギッシリ積み上げてあることに気づきました。
「あれは何？」と聞くと、森さんのお父さんの稔さんが
「たなざしですよ」と教えてくれました。
小屋の中には何段にもなってミカンが積み上げられています。
森さんによれば、これは「棚差し」と言って、
酸味の強い種類のミカンを納屋の中に１～２ヶ月おいておくと
その酸味が減るとともに色がよくなり、痛みにくくもなるのだとか･･･
この辺のミカン農家では、この棚差しをするのが普通だそうです。
試しに、棚差ししてあるミカンを食べさせてもらいました。
確かに、今しがた食べさせてもらったものより
酸味がなく甘さが強く、美味しくなっていました。
最後に、東名高速道路沿いの道にやってきました。
「東名から見える渦巻状の建物は、あれは何なんだろう？」という視聴者の方から
メールを頂いたので、その建物の下にやって来たのです。
この建物は、中井町の水道施設「砂口配水池」。
「あっぱれ！･･･」では一昨年に来て、デビさん三﨑アナが上にまで上がらせてもらいましたっけね。
渦巻状の形は単なるデザインなんだそうですよ。
なお、今回の放送でプロデューサーとチーフカメラマンが大幅に遅刻した話が出てきましたが、
踏切事故により乗車していた電車が長時間不通になったためでした。
このため、サブカメラマンが撮影、プロデューサーは事後チェックで確認をしました。
今週のプレゼントは
番組でお訪ねした『森柑橘』から、棚差しをして酸味が抜けた
おいしいミカン１０ｋｇを３名の方に。
ご希望の方は、このＨＰのプレゼント応募のページをご覧ください。
次回は12月24日。クリスマスイブの横浜市。青葉区あたりからの「あっぱれ！･･･」です。
お楽しみ！
