あっぱれ!KANAGAWA大行進

この番組は神奈川県33市町村を巡り、そこに住まう人々の暮らしや文化、名所を紹介するものです。

1月14日:真鶴町

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                          【真鶴町岩海岸】

2012年、最初の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は真鶴町から!

気持ちよい青空に恵まれて、真鶴半島の西側、先端に近い番場浦に集まった
デビット伊東・三﨑幸恵アナウンサー、スタッフの面々。
階段を降りて海べりに出ると、熱海の初島もすぐ目の前。遠く大島の姿も見えます。
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              波打ち際の「潮騒遊歩道」を歩いていくと、
              県の景勝50選にも入っている「三ツ石」が見えてきました。
              新年最初にふさわしい、美しい風景に、突然デビが与謝野晶子が
              真鶴崎を詠った短歌を紹介。
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                     三ツ石のパワーなのでしょうか?
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港を眺めながら、市場のあたりを歩いていると
おばあちゃんが魚を開いて乾してところに出会いました。
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聞けば、80歳になる露木敦子さん。
毎朝3時から、ひとりで鯵やエボ鯛などの干物をつくっているのだそうです。
特別なこだわりではなく、でも長年続けてくる中で培われた
自然な技で生み出される絶品の「ひもの」です。
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また、露木さん手づくりのイカの塩辛の味見させてもらったら
なんとまろやかな味なんでしょう!
食通で有名な俳優さんも買いにくるんだそうです。CIMG8012.JPG

そんなおばあちゃんの干物をどうしても食べてみたくなったデビさん。
鯵の干物を買って、図々しくも隣の食堂に頼んだら、
「特別だよ!」焼いてくれることになりました。
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                         【デビさん、鯵を焼いて!とお願い中】
干物が焼けるのを待っておばあさんと話していると、
3軒となりの食事処の若旦那さんが「これ食べてみて!」と
〆鯖を持ってきてくれました。
やあ、真鶴の皆さんは本当に親切で温かい…と実感。
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     【絶品の〆鯖】       【右が〆鯖をつくった宮川雄太さん】
焼きあがった干物も、想像どおり、おばあちゃんの手づくりならではの
ほっ、とする美味しさでした。
干物と〆鯖を食べながら、地元の人たちと話が盛り上がったひと時でした。
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三﨑アナが、デビさんの為に
今年最初に予約したお店は、すし屋さん。
地元でも人気の、駅前にある「鶴鮨」です。

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県外からもコレを目当てに食べに来るという、地魚のにぎり。
毎朝、市場から仕入れる魚は、鮮度はもちろん、旬の味を実感出来ます
水揚げによって日々の内容が変わりますが、それも楽しみの一つです。
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【地物にぎり:きょうは ひらめ/カンパチ/金目鯛/石鯛/ヤリイカ
 あわび/カワハギ/活アジ/すずき/伊勢えび(左上から右下へ)】

若女将の青木津也子さんに話を聞きながら美味しくほうばっていると、
大女将の範子さんが、もうひとつのお薦めだというシメ鯵のにぎりを
出してくれました。
これまた絶品!地元で揚った魚ならではの美味しさでした。
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                          【地上がり しめアジにぎり寿し】

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      【左から:青木範子さん、津也子さん】      


真鶴駅から再び半島に向かって、商店街をぶらぶら!CIMG8070.JPG
海の町ならでは。魚屋さんが目につきます。
そのお隣の和菓子屋さんが声をかけてくれました。
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               店先で大判焼きを焼いている「御菓子司 やない」というお店です。
               「あっぱれ!…」を見ていて、「何でうちの店に来てくれないの?」と
               待ち続けていた、いう柳井信一さんはじめ、皆さんで歓迎してくれました。
               ご主人は3代目。
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焼きたてでアチアチの大判焼き。さて、そのお味は・・・・
デビさん、三﨑アナの表情をご覧ください。


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真鶴町には細い路地や坂道、階段道が多くあります。
そんなあたりにやってきたデビット伊東と三﨑アナ。
その道々の間から海が望めて、港町らしい風情を感じます。
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すると、玄関先で海苔を干しているお宅がありました!
ちょうど出てきた、この家のご主人に聞いてみました。 
この方は矢野忠さん。定年で勤めをやめた後、妹の古屋正代さんと
楽しみとして真鶴の海で「はば海苔」をとっているのだそうです。
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               今が旬の「はば海苔」。これは、今しかみれない季節の顔なのです。
               冷たい波をかぶりながら、岩肌から摘み取ってきます。
               特に真鶴産のものは、香りが高く、歯ごたえも良いんですって
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ところが今年は収穫量が少なく、とても貴重な品になってしまったそうです。
いつもなら知り合いに分けてあげたりしているそうですが、今年は中々そうも
いかない、と聞いて
デビさん、またも「美味しいもの食べたい!」「我慢できない!」おねだり癖が
出てしまって…残り物でもひとくち…とすがると…
今年は市場には出回らない貴重品です。
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最後は岩海岸へ!
路地を抜けて目の前に広がるのどかな風景…と思ったら
人だかりの中に煙が上がっています。
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岩地区では、きょう(14日)が「どんど焼き」なのでした。
一緒に参加させてもらい、ちょっぴり新年らしさを感じることが出来た
真鶴歩きでした。
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今週のプレゼントは、漁港近くで出会ったおばあちゃんが毎日手づくりしている
干物(鯵の開き・秋刀魚の味醂干)を抽選で3名の方に。
お葉書かこのHPの応募フォーム、携帯サイトからご応募ください。
1月19日(木)の消印・送信まで有効です。

次回(1月21日)は『川崎市幸区』におじゃまします。