あっぱれ!KANAGAWA大行進

この番組は神奈川県33市町村を巡り、そこに住まう人々の暮らしや文化、名所を紹介するものです。

6月16日:横須賀市

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今回の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は
横須賀市からの撮って出し。
番組は横須賀市の東京湾側。三浦市と境を接する津久井浜海岸からスタートです。
ウインドサーフィンのゲレンデとして有名なこの海岸から、
横須賀中央駅付近の繁華街を目指します。
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梅雨に入ったとはいえ、この1週間ほとんど雨の日はなかったと思うのですが、
「あっぱれ!…」の日は、また朝から雨模様。
デビット伊東か三﨑幸恵のどちらかが雨男雨女なのか、
はたまたスタッフに雨好きがいるのか…?と、
視聴者の皆さんからもお便りをいただきましたが、
確かに雨率が高い番組です。
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    CIMG1150.JPG愚痴ってみても始まらない、とばかりに海岸沿いの国道134号を歩き始めると、
ほんの数百メートルのところで“溶岩窯”と書かれた小さなパン屋さんを発見。
「ブロートバウム」というお店です。CIMG1164.JPG

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“溶岩窯”とはなんだろう?と
店内を覗いてみると、入ってすぐ横に巨大なパン焼き窯が・・・。
ちょうどパンが焼きあがったところで、アツアツのパンが窯から出されているところでした。
店主だという佐藤賢一郎さんが迎えてくれました。
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聞けば、これは1万年以上前の溶岩で作られた窯で、
遠赤外線の力で中はしっとりふっくら、外はパリパリのパンが焼けるんだとか。
佐藤さん自身が、その焼け具合に驚いたそうです。

                     佐藤さんは久里浜のパン屋の息子で、
                     日本で4年半、その後ドイツで2年半修業した後、
                     5年前に津久井浜のこのお店をオープンさせました。
     いま目の前で焼きあがったものが、まさにドイツ風の“シュリッペン”というパン。
     焼き上がりの香りに、デビさん我慢できなくなって1個買って食べてみました。
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アツアツの焼きたてのドイツパン。
お話の通り、パリパリとふっくらを感じ、いたく感激しました。
でも、佐藤さんはドイツパンだけにこだわるだけではなく
フランスパンや調理パンなど幅広い品揃えです。
一番人気をうかがうと、それは、ベーコンの上に牛肉コロッケをのせて
特製タマネギソースをたっぷりかけた“グルメコロッケ”。
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これまた一番人気がわかるおいしさ。
本格派でありながら気取らない焼き立てパンに舌鼓を打った「あっぱれ!…隊」でした。
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                   【突然、写真を撮りに来たのは、
                一緒にパンを焼いている奥さんの真奈実さん】


京急の「YRP野比駅」近くを歩いていると、CIMG1197.JPG
気づかずに通り過ぎてしまうほどに小さなお店がありました。
間口が1mあるかないかなのですが、
しかしデビさんは見逃しませんでした。「梅澤燻製店」と書かれた看板を・・・。
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過去、「燻製」と「あっぱれ!…」の出会いはハズレなしの好相性!
「今回もきっと!」の思いでお店に突撃!と思ったのですが・・・
まだオープンしていない様子です。
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飲み屋さんのようですが、店内の様子を伺ってみるとなにやら人の気配があります。
思い切って声をかけると、奥で若いご主人が
タコのの燻製づくりの真っ最中でした。
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野比で生まれ、野比で育った梅澤晋一郎さんがこのお店を始めたのは
3年半前だそうです。
小さいときから釣好きで、ナント!中学生の頃から魚の燻製を作っていたというから
35歳にして燻製歴は20年以上です!
そして試行錯誤の末に、「横須賀いぶし」という独自の製法を編み出し、
佐島で上がった鮮魚を中心に、
地元の魚にこだわった燻製づくりを続けているのだそうです。
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燻製製造所に立ち飲み屋を併設して、4日前にリニューアルオープンしたのばかり。
冷蔵ケースにある燻製は売っているものというので、
「ゴマさば」と「かます」の燻製を買ってその場で切っていただきました。
4日間かけて作るという燻製は、まさに絶品。
ご主人のお勧めで、ワサビをつけていただくと
更に極上のの旨みが口いっぱいに広がりました。
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飲み屋タイムには、燻製ばかりでなく刺身や焼き物などのメニューがあって
一番高いものが300円というから驚き!
儲けより燻製づくりが好きな梅澤さんに、
倍の値段でも価値がある旨さ、と絶賛のデビット伊東でした。

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続いて二人がやってきたのは、横須賀有数の商店街「衣笠商店街」。
200軒以上が連なります。
昔懐かしい風情のアーケード商店街をブラブラと散歩します。
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串焼屋のご主人に昔の様子を聞いたり、店々を覗いて歩くのは楽しいものです。
果物屋では、スイカをご馳走にになってしまいました。
威勢の良い魚屋の威勢の良い呼び込みを聞きながら、
活気のある商店街は自分たちも元気にしてくれる、と
ウキウキするデビ・三﨑コンビでした。
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                       CIMG1255.JPG昼を過ぎたころ、「横須賀中央」駅の近くに到着。
やってきたのは駅から2分程の場所にある
絶品餃子とローストチキンが大人気の店。
きょうの予約店「モモヤン」です。
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店に入るとロースターでチキンが回転しながら焼き上げられていました。
迎えてくれたのは、経営者の清水萠茄(ももか)さん。
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テーブルにつくと、すぐに餃子が出されました。
南部鉄鍋で焼いた小ぶりの餃子で、
ニンニクより生姜たっぷり、肉より野菜が詰まって
パリパリもちもちとした人気がわかるおいしさです。
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続いて、清水さんが店の一番の目玉。
ローストされた“レモンソルトペッパーチキン”を運んできてくれました。
レモン汁とフランスの岩塩に2日間漬け込んだチキンを、
レモンと一緒にという独自のやり方で30分かけてローストしたもの。
デビさん、かぶりつくと、想像以上の旨さに絶句!
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主婦だった清水さんが、
料理の腕を生かして飲食店をやりたいという念願をかなえたのは
2年半前のことだそうです。
サラリーマンであるご主人が応援してくれたおかげだそうです。
とはいえ、主婦のレベルどころではない料理に
驚きのデビット伊東と憧れを感じる三﨑アナ。
デビさんは、奥さんへのお土産にもう1本、焼いてもらっていました。
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「モモヤン」を出ると、そこには迷路のような「飲み屋街」が広がっていました。
時間が早いこともあってしまっているお店がほとんどですが、
中には昼カラオケで盛り上がっているお店もあるようです。
“昭和”にタイムスリップしたような味のある路地を散策していると
氷屋さんを発見!
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懐かしい、と近寄って覗いてみると
130キロあるという氷柱をでっかい電動ノコギリで切断しています。
中に入ってご主人の澤田勝彦さんにお話を伺うと、
氷は、48時間かけてゆっくりと凍らせる中で雑味や空気が抜けて
製氷機とは違う、透明度の高い、おいしい氷ができるのだそうです。
ここ「若松マーケット」のほとんどの店に、
毎日、氷を配達しているそうです。
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デビさん、氷をアイスピックで割らせてもらうと、
実に気持ち良く砕けるのでした。
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                 ふと見ると一枚のポスターが…。
                 そこには「横須賀ブラジャー」の文字。
                 「ん?」 
                 目ざとく見つけたデビさんが
                      「これはなんだ?」と
                 ちょっとイヤラシイ目つきで聞くと、
                 寂れる一方の若松マーケットを
                 元気にしようと考案した新しいカクテルの
                 名前なんだとか。
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ブランディーとジンジャエールをブレンドして「横須賀ブラジャー」。
こうなるとデビさん、飲んでみたくてたまりません。
ご主人、意外なほどあっさりとOKしてくれました。
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氷屋さん自慢の、48時間以上をかけてジックリと凍らせた
雑味のない氷で頂いた「横須賀ブラジャー」。
心なしか昭和の味がする、新しいカクテルなのでした。
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今週のプレゼントは
番組の前半でお訪ねした「梅澤燻製店」の
【燻製のセット】を3名の方に。
その時々の魚介類を燻製にするので、
実際になにが届くかはお楽しみです。
応募方法などは、このHPのプレゼントのページをご覧ください。

次回(6月23日)の「あっぱれ!KANAGAWA大行進」は
松田町から撮って出しです。
お楽しみに!