あっぱれ!KANAGAWA大行進

この番組は神奈川県33市町村を巡り、そこに住まう人々の暮らしや文化、名所を紹介するものです。

9月22日:平塚市

(OP)
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「あっぱれ!KANAGAWA大行進」
今回のターゲットは「平塚市」です。
平塚駅南口に集合したデビット伊東と
三﨑幸恵アナウンサー、
その他あわせて20名の「あっぱれ!…」隊。
駅界隈を探検してから、海の方へ向かってみようかと
思っているのですが…。 
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デビさんは、電車が平塚駅に着く直前に窓から見える
パン工場らしいものが気になっていた、というので
確かめに行くことにしました。
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                      【遮断機がなかなか上がらずに焦ります】

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ジリジリと遮断機が上がるのを待って東海道線の踏切を渡ると
工場の前では、テーブルを並べて
出来たてのパンを販売していました。
規格外になってしまったものなどを安く売っていて
知る人ぞ知る人気の売り場ですが、
目につくのは、その後ろでカレーパンを揚げているところ。
「弦斎カレーパン」と書いてあります。
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売り場にいたのは、こちらの専務の高久直輝さん。
聞けばこちらは「高久製パン」という
昭和10年創業のパン屋さん。
平塚市内の給食のパンは、ずっとここでつくられて
いるそうです。
まずは味見を、ということで、二人は
一個150円の揚げたてのカレーパンを買いました。
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          出来立ての熱々のカレーパンにかぶりつくと
          モチモチとしてカリッとしたパンの中に
          ピリッとしたカレーとともに福神漬けも
          入っていました。
          このモチカリ感を出す秘密は、お米を使っているとのことですが
          それ以上は企業秘密だとか。
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「弦斎」というのは平塚市ゆかりの明治時代の作家で
美食家として知られる“村井弦斎”にちなんで
名づけたのだそうです。
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                          【きょうの味見スタッフは、
                               音声のアズサちゃん】
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              【視聴者のみなさんが集まってくれた】

このところ平塚に来ると必ずと言ってよいほど立ち寄る
駅北側の「大門通り」。
今回もここに来たのは、「大門一デカイ若旦那」と称する方から
メールをいただいたからです。
その内容は、先週15日に行われた「ぼんぼり祭り」を
見に来ませんか、というものでしたが、
撮って出しの「あっぱれ!…」では、ぼんぼりに灯がともる時間では
放送に間に合いません。
でも「大門一デカイ…」というのが妙に気になって
週遅れながらお訪ねすることにしました。
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「大門一デカイ若旦那」は確かにデカかった!
この“若旦那”、高橋經祺(つねき)さんは、
実は創業100年を越えるという刃物屋さん「御刃物処 枡屋」の5代目です。
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包丁などの刃物を商いながら、刃付師をしています。
刃付師というのは、研ぎの職人のことだそうです。
高橋さんは福井で5年間修行し、
その後も20年以上精進してきました。
プロの料理人が、命の次に大切だという包丁の研ぎを
高橋さんに頼みに来るそうです。
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                     【砥石の厚みは半分になった】

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                    ちょっと研いだだけで、
                    決して料理が得意ではない三﨑アナが
                    やわらかいトマトを極薄に切ることができたのです。
                    職人技に脱帽したデビさんと三﨑アナでした。
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       さらに「大門通り」を歩いていると
       大勢の番組ファンの方々が寄ってきてくれました。
       中には三﨑アナに誕生日のプレゼントを
       用意してくれている人までいます。
       これには本人も大感激。本当にありがとうございます。
       そして少し行くと、ハンコ屋さんを発見しました。
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「東曜印房」は創業明治42年のハンコ屋さん。
4代目若旦那の水島祥貴(あき)さんは
「一級印章彫刻技能士」の資格を持ち、
全国大会で優秀な成績を収めている腕利きの職人さん。
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人生の節目の記念として印鑑をつくる人や実印の注文が多いそうです。
その細かく繊細な技術にまたまた脱帽の「あっぱれ隊…」です。
きちんとした印鑑をつくろうかな、と思い始めた
三﨑幸恵でした。
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三﨑アナ、今回は駅の南側にある
「海鮮和食家 いしけん」に予約を入れていました。
湘南の美味しい魚が食べられることで人気のお店です。
ノリのいい女性と元気のいい男性たちが迎えてくれました。
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                       社長の石川賢一さんが用意していてくれたのは
                       お店のイチオシ!という、
                       湘南の金目鯛を使った「キンメ塩釜焼き」と
                       湘南の地魚の「刺身盛り合わせ」。
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          【生シラス、生鯖、しめ鯖、アカイカ、ブリ…など
                  写真は3人前(¥6,000)】
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地で獲れた新鮮な魚なればこその美味しさに
デビの箸もとまりません。
塩釜焼は、従業員の女性が小槌で塩を割ってくれました。
中からは、笹の葉につつまれて蒸された金目が…。
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               【キンメの塩釜焼 3~5人前(¥4000)】
程よい塩味が魚の脂と絶妙のバランスです。
魚に限らず地元の食材をその土地で食べることに
こだわりを持つことがわかる美味しさです。
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      石川さんが「是非食べてください」と、もう一品勧めてくれました。
出てきたのはかわいらしいお弁当。
実はこのお弁当、
平塚市が主催して地元の中学生が考案する
「中学生 自分で作るお弁当コンテスト」の去年の最優秀作品。
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          【お弁当コンテストの弁当(¥680)】
このコンテストを盛り上げようと
中学生のレシピを再現し、先々週から販売を開始したものなんだとか。
平塚駅ビルの「ラスカ」地下の売り場で売っているそうです。
何とか地元に貢献したい!という地元愛あふれる「いしけん」さんでした。
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デビさんと三﨑アナは、だいぶ海岸近くまで来ました。
住宅街を歩いていると、ちょっと不思議なお店が目に入りました。
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                   看板には「さすらい商店のらねこ堂
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                   と書いてあります。
                   どうやら“とんぼ玉”の体験が出来る工房で、
                   似顔絵を書いたりもしてくれるらしい感じなのですが…。
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声をかけると、店の雰囲気と同じくなんとも“ゆるーい”感じの
ご主人が出てきました。
看板の意味を聞くと
「のらねこ堂」というのは雑貨部門の店名、「ますぎんち」がとんぼ玉の店の名前で
全体が「さすらい商店」なんですって…。
で、「ますぎんち」の意味を聞くと、ご主人の名前なんだそうです。
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            ご主人の名前は一寸木(ますぎ)幸平さん。
           その“ますぎさんの家”だから“ますぎんち”。 
           珍しいお名前だなあと思いましたが、
           そういえば、8月25日の大井町で
           一寸木と書いて“ちょっき”と読む方に
           出会いました。
           こちらは“ますぎ”さん。
           どちらも県西部に多い苗字なのだそうです。
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とんぼ玉をつくる様子を見せてもらうことにしました。
ガラス棒の先をバーナーの火にかざして溶かしながら
ボールに仕上げていきます。
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そして、新しい番組ポスターの写真を見てもらって
似顔絵を描いてもらうことに・・・。
イラストレーターでもある一寸木さんは
パソコンで似顔絵を描いているそうですが、
さて、出来上がった似顔絵。
デビさんに似てますか…?
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今回のプレゼントは、
企業秘密のモチカリ感と福神漬けが感動を呼ぶ
高久製パンの「弦斎カレーパン」を
3名の方に。
詳しくは、この番組HPのプレゼントのページをご覧ください。

今回お訪ねした店などは、この番組HPの〈あっぱれ!MAP〉のページに
紹介しています。

次回は「あっぱれ!…増刊号」。
9月8日9日に放送した「40時間スペシャル」の生放送と撮って出しの
裏側を特集します。
お楽しみに!