ナフサ不足で影響が深刻...川崎市の建設業界が議会に署名提出
2026/06/03(水)18:37
中東情勢の緊迫化に伴う"ナフサ不足"が拡大しています。川崎市の建設業界では、塗装に欠かせない資材が入手できず経営危機に直面している企業が出始めています。
吉田塗装吉田勇社長
「これはもうこれだけで終わり。こちらの現場でなくなってしまうだろう」
川崎市内で、一般住宅などの塗装を親子で手がける吉田勇さん。
現場作業にはシンナーや塗料が欠かせませんが、そのほとんどが「ナフサ」由来の石油製品。
中東情勢の悪化をめぐり、これまで2~3日で納品されていた資材がもう1カ月以上入ってきていません。
ストックを管理する倉庫を案内してもらうと。
吉田塗装吉田勇社長
「普段はこの缶がいっぱいだが、今は20缶くらいは無い状態」
記者
「底をついた感じ?」
吉田社長
「はい、シンナーはこれが最後」
5月下旬でほとんど使い切ってしまい、納品のめどが立たないため年内に予定していた仕事は全て延期。
作業中の現場が終わると会社の収入は「ゼロ」になるとして、吉田さんは先の見通せない現状に不安を募らせます。
吉田勇社長
「こんなことは初めてだし、この先本当に不安で毎日なかなか寝付けない。国は出していると言っているが、下の方には全然おりていない。なんとか検討をお願いします」
こうした状況を踏まえ、3日に吉田さんも加盟する川崎市建設労働組合協議会は請願署名1865筆を市議会に提出。
国への意見書提出や事業者への支援などを求めています。
川崎市建設労働組合協議会 今井紀好会長
「私たちの周りから資材が消えた。もちろん全部消えた訳ではないが、ひとつ消えただけでも現場は止まってしまう。私たちは仲間が最悪の事態にならないために声をあげている」
神奈川土建川崎市協議会 小森邦男議長
「政府にはこの状況を何とか打開してもらえないかと思っている」
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