横浜市 昨年度の児童虐待件が過去最多に 新設相談所の現状は
2026/06/10(水)18:11
横浜市が昨年度に対応した児童虐待の件数は1万4000件を超え、最も多くなっています。市はこの状況に対し児童相談所を新設するなどの対応をとっています。
昨年度、横浜市が対応した児童虐待の件数は、前の年度と比べて759件増えた1万4180件で、過去最多となりました。
最も多かったのは、目の前で夫婦げんかをしたりする「心理的虐待」で、全体の55パーセントを占める7863件でした。
子どもに暴行を加える「身体的虐待」や育児放棄などの「ネグレクト」もそれぞれ3000件を超えています。
また、通告や相談の対応窓口は児童相談所が1万181件と全体の71パーセントを占めています。
横浜市東部児童相談所 岡部篤志所長
「社会的な認知が上がっていることの現れ。 虐待はひとつの切り口・きっかけで、そこから信頼を結んだ相談関係や地域へのつなぎを児童相談所としては期待している」
ことし4月、市内5つ目の施設として開所した「東部児童相談所」。
昨年度、市内最多の2985件に対応した中央児相の管轄エリアを分ける形で、鶴見区と神奈川区の事案に対応しています。
横浜市東部児童相談所 岡部篤志所長
「1件1件にさける時間が拡大した。 方針を決定するには組織的な判断が必要だが、そこにきめ細かい判断が入れられるので、このくらいが適切な規模感」
東部児相では、開所から2カ月ですでに400件を超える通告や相談に対応していますが、岡部所長は「児相が相談できる窓口であること」の重要性を訴えます。
横浜市東部児童相談所 岡部篤志所長
「地域や相談機関につながる児相が直接支援することになれば子どもの命が救われ、権利保障につながることになる。 ぜひちゅうちょなく相談してほしい」
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