2026/08/27(木)13:18
乳製品メーカー大手の森永乳業は、自動運転でホイップクリームを製造するシステムの提供を開始し、神奈川県座間市にある研究施設で製造工程の実演を行いました。
森永乳業が26日から全国で提供を開始したのは、ボタン操作一つでホイップクリームを最適な品質に仕上げるシステムです。
洋菓子などの製造現場ではホイップクリームの製造を熟練した職人の感覚に頼る部分が多く、人手不足や技術の継承が課題になっていました。
こうした課題の解決に向けて森永乳業は2015年から開発に取り組み、業務用ミキサーなどの製造販売を手がける企業とともに自動製造システム「ホイップの匠」を完成させました。
このシステムは、職人が泡立てる際の回転速度や時間などのデータに基づき専用のミキサーを自動運転し、クリームを最適な硬さに仕上げるということです。
愛工舎製作所栗原博美常務
「製品を形作るものはクリームの硬さであると、そこに注目して機械の制御に注力した」
森永乳業経営企画部橋本一平さん
「ホイップクリームを起点に工場全体を自動化することで洋菓子の製造がこの先も安定してできるような社会を作っていきたい」
森永乳業は2035年に国内での導入を700台以上とする目標を掲げるとともに、海外への展開やスポンジケーキなどほかの商品への応用も検討しているということです。