2026/10/23(金)18:10
平塚市の中学校で教頭が校舎の屋上から転落死した事故について、原因などを調査してきた検証委員会が、23日、報告書を提出しました。
この事故は2019年9月、台風が通過したあと、平塚市立中学校で校舎屋上のフェンス外で室外機を点検していた50代の男性教頭が転落し、死亡したものです。
事故を受け、平塚市が3年前に設置した検証委員会が23日、調査結果をまとめた報告書を市の教育委員会に提出しました。
報告書によりますと、当時の校長が独自の判断で、安全措置を講じずに室外機の点検の必要性を教頭に示唆したことが事故が起きた要因として指摘されました。
そのうえで、市教育委員会や学校で危険な作業の方法などが明確に定められていなかったことを問題視し、教育長を中心に労働安全衛生管理体制を整備するよう提言しました。
教職員転落事故検証委員会 堀井雅道委員長
「子どもたちの安全についてはいろいろな取り組みがされているが、教職員の安全についてはまだ不十分なところがある。教育長が教職員の安全を守るという自覚を持って責任を果たしてほしいと考える」
この事故をめぐっては、県教育委員会がことし3月、教頭から危険性を伝えられながらも具体的な安全措置を講じず、点検の必要性を示唆したとして、当時の校長を停職1カ月の懲戒処分としています。