2026/11/04(水)19:46
川崎市が発注した公共工事の入札をめぐり、秘密事項を業者に漏らし公正な入札を妨害したとして、神奈川県警は川崎市の幹部職員の男を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕しました。
官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、川崎市まちづくり局の担当部長、関口隆雄容疑者(59)です。
県警によりますと、関口容疑者は施設整備部長だったおととし、川崎市が発注した塗装工事と防水工事の競争入札で、入札に関わる秘密事項の工事価格を川崎塗装業協会の事務局長の男性に教え、公正な入札を妨害したなどの疑いが持たれています。
川崎塗装業協会の事務局長は元川崎市の職員で、受け取った価格情報をもとに入札の最低制限価格を算出し、協会に加盟する業者側に伝えたということです。
その結果、2つの工事ではそれぞれの業者が最低制限価格と同じ金額で入札し、いずれも同額の入札が複数あったため、電子くじで落札業者が決まりました。
県警は、今回の2件以外にも、川崎市の入札で不正が繰り返されていた可能性があるとみて、捜査を進めています
一方、川崎市は職員の逮捕を受けて会見し、「監督する立場の担当部長が法令違反を行ったことは大変遺憾」とした上で、「電子入札の導入などで情報漏れに対応してきたが十分ではなかった」と述べました。