2025/5/25：「光」を灯して〜相模原〜

創刊100周年を迎えたJAグループのファミリーマガジン「家の光」と、雑誌を活用した
文化活動をする皆さんをリサーチしました。

◆「家の光」ってどんな雑誌？
家の光は「協同の心」を育む雑誌として大正14年に創刊した雑誌。
人々にとって最も身近な「家庭」の中で楽しみながら「協同」の大切さを学び実感する
ことにより、農村社会に相互扶助の輪が広がっていくことを願い発刊されました。
"農家のための家庭雑誌"としてスタートしましたが、現在でも"食と農をベースとした
暮らしの総合誌"として、関心のある人々に読み継がれています。
100年もの長きにわたり時代を反映した誌面づくりを丁寧に続けてきました。

現在も全国のJAを通じて販売され、「食と農」・「暮らし」・「協同」・「家族」の4つの柱を
テーマに発信を続けています。
創刊の目的が色濃く残る特徴は「気軽に体験できる記事」。
料理・手芸・体操など、楽しく活用できるページが多数用意されています。

◆JA相模原市女性会 田名支部 「家の光活用サークル」
記事を活用して楽しく活動しているグループにお邪魔しました。
本日は「家の光」担当者の指導のもと、手芸に挑戦。
指先と頭を使う作業は脳の活性化を促します。
皆さんの表情は真剣そのもの。
出来た人がアドバイスをするなど、メンバー同士の仲の良さも伝わってきます。

代表の成井さんは「家の光」の愛読者でした。
地域のために「家の光活用サークル」を立ち上げておよそ10年。
現在は25名ほどのメンバーとともに誌面を活用し、さまざまな活動を行なっています。
通常の参加費はなんと500円！
作業体験だけでなく、参加者同士の交流を楽しんでいる様子が印象的でした。

読者でもあるメンバーの皆さんに「家の光」について伺いました。
「このページが大好きでね・・・」
「この本一冊あれば他の本を買う必要がないのよ」
「孫と一緒に読めるのが良いのよね」

次から次へ「家の光」への言葉が溢れてきます。
一冊の雑誌が地域の交流と笑顔を生み出している様子を知ることができました。

◆ダンスコンテストに参加！
ともに笑顔に、そして健康になるためのダンスコンテストが開催中。
その名も「家の光100周年ダンスコンテスト」。（通称：100ダン）
みんなでダンスを教わり、動画撮影にチャレンジしました。

詳しくは特設サイトをチェック！
↓↓↓
◇「100ダン」特設サイト
　HP：https://ie100dan.com

◆「家の光」編集部に潜入
制作の現場にもお邪魔しました。
実用記事、表紙、読み物記事・・・
それぞれ、担当した記事や思いについて教えてくれました。
雑誌としての姿勢を強く感じたのは、編集部内にある『整理・校閲グループ』の存在。
「読者の皆さんに"正しく役に立つ情報"を届けるため、編集部内に校閲部門を設置して、
二重三重のチェックを行なっています」。

また残念ながら番組内では紹介できなかったのですが・・・
9月号からは毎月「別冊付録」が付くとのこと。
本誌とは違った角度から、読者の関心を深掘りした一冊がついて来ることも大きな特徴の
一つです。

すべての担当者が一丸となって「家の光」という作品を作り上げていました。
まさにプロのお仕事。
100年続いてきた理由の一つを垣間見ることができました。

◆昭和38年1月からスタートした長期連載・・・「料理カード」
実は掲載した「料理カード」には連載当初からの「通し番号」がついています。
今年の4月号で5000番を刻みました。
毎月著名な料理研究家の方々がレシピなどを担当しています。

今回はヘルスメイトでもある3人のサークルメンバーと一緒に、5月号掲載のレシピを
使って料理しました。
作った後はみんなで試食タイム！
おしゃべりしながら美味しくいただきました！

◆『共同心の泉』
「一人一人の力は弱くとも、しっくり組み合った力があれば、
案外たやすく成し遂げられる。」
そんな共同の心を養うのは「健全な家庭」から・・・
家庭は『共同心の泉』。
その想いは、協同組合の原点です。

「光」を灯して100年―――。
幾多の時代を越え読み継がれてきた雑誌は原点を受け継ぎ、これからも「家庭と暮らし」
を明るく照らしていきます。

◇JA相模原市 農産物直売所「ベジたべーな」
　HP：https://www.ja-sagamiharashi.or.jp/market

◇家の光
　HP：https://www.ienohikari.net

企画：JA相模原市
（協力、資料提供：家の光協会）