かながわ旬菜ナビ

かながわの旬を丸ごとキャッチ!

放送 毎週日曜日 あさ 9:00〜9:30/再放送 毎週月曜日 あさ 10:00〜10:30

2025/7/6:「水の旅」 愛川~横須賀

250706
250706
250706
250706
250706
250706

「愛川と横須賀」の知られざるつながりについてリサーチしました。

◆「愛川町郷土資料館」でリサーチ
町の貴重な資料を保存・展示している、ふるさとの歴史や民俗、考古、自然、生活などを
後世に伝える施設です。
入館はなんと無料。

入館すると大きな古代ゾウの化石標本がお出迎え。
1987年に保存状態の良い古代ゾウの頭骨化石が発見されたことにちなんでいるんだそう。
300万年前の愛川町には巨大なゾウがいたんですね。
施設内もしっかり見学。
愛川町の歴史に触れました。

愛川町と横須賀をつないだ「軍港水道」の存在をキャッチ。
町内に存在する軍港水道の記憶を辿ります。

◇愛川町郷土資料館
 住所:愛川町半原5287(県立あいかわ公園内)
 TEL:046-280-1050
 HP:https://www.town.aikawa.kanagawa.jp

◆「横須賀軍港水道半原系統」の歴史
日露戦争で勝利した日本は、海軍の重要な拠点だった横須賀の施設を拡張させていきます。
その結果、人口増加と事業の進展が起こり、水の需要が増加。
当時の海軍は新たな水源を求め、水量豊富な中津川から水を引くことを計画しました。

1912年(明治45年)に始まった工事は1921年(大正10年)に完成。
約10年かけて53キロにおよぶ「軍港水道」を完成させました。
およそ100年前のことです。

相模川の支流である中津川から一日10,000㎥を取水し、4つの沈殿池(約3.5ha)を経て、
上澄みの綺麗な水だけを横須賀・逸見まで送っていました。
愛川町と横須賀の高低差(70m)を利用し、自然流下で送水。
途中のアップダウンも「サイフォンの原理」を用いるなど、当時の最先端技術と知恵を
結集させた水道でした。

戦後は横須賀市に引き継がれ、水道施設として2007年(平成19年)3月まで利用。
横須賀市民の水を支え続けました。
埋設された水道管の上を走る道路は「水道みち」と呼ばれ、100年前の面影を残します。
水道みちを歩き、歴史や記憶をたどりました。

沈殿池のあった場所・・・半原水源地跡地
送水管を渡すために造られた橋・・・馬渡橋
急勾配な一本道・・・水道坂

今でも町のいたるところに名残りを見つけることができます。

◆愛川町の酒蔵で「横須賀の日本酒造り」
創業1830年(文政13年)の歴史を持つ愛川町唯一の酒蔵「大矢孝酒造」。
8代目である大矢俊介さんは、伝統を重んじながらも新しい気風を加えていく蔵元。
「残草蓬莱」と「昇龍蓬莱」という2つのブランドを展開しています。

大矢さんは蔵元として原料である酒米にもこだわり、年に数回は現地視察を行っています。
メインで使っている酒米は徳島県産「阿波山田錦」。
先日は田植えにも参加してきました。

横須賀のお酒を作る依頼を受けた大矢さんは、よこすかのイメージを膨らませ
特別なお酒を作ることにしました。

新たな横須賀みやげともいえるお酒の名前は「よこすか無双龍」―――
並ぶことがない「無双」に、水をつないだ両者の友好と繁栄を象徴する「双龍」をかけて
命名されました。

横須賀応援ふるさと納税返礼品になっているほか、横須賀市内の販売店や飲食店で
取り扱っています。

◇シティサポートよこすか
 HP:https://cs-yokosuka.com/

また愛川町は「愛川町町政70周年記念事業」の一つとして「オリジナルコースター」を
製作。
対象店舗で「よこすか無双龍」または「桜と楓」の四合瓶を購入した方へのノベルティ
として配布されます。

◇愛川町
 HP:https://www.town.aikawa.kanagawa.jp/index.html

◇大矢孝酒
 HP:https://oyatakashi-shuzo.com/
 Instagram:@zarusohourai

◆愛川町の酒屋「とくらや」
中津川のほとりで地域に根ざし、笑顔と出会いが集う場所「とくらや」。
明治から地域の生活を支え、親しまれてきました。
愛川町で唯一「よこすかのお酒」が買える場所です。
今年の4月にはリニューアルオープン!
お酒のほか食品、キャンプ用品、おとり鮎なども販売しています。

蛍が舞い、鮎が泳ぐ「中津川」。
5代目にあたる看板娘のさおりさんは、水の美しさや豊かな恵みを日々体感しています。

日本酒に合う肴、季節の味覚「鮎の塩焼き」とともに、横須賀の銘酒をみんなでいただき
ました。

◇とくらや
 住所:愛川町角田4352
 TEL:046-281-1371
 Instagram:@tokuraya_ayu_maki

愛川は単なる水の供給地ではなく、横須賀の発展を支えてきた重要な存在でした。
愛川町の「美しい水」と人々の交流が生んだ特別な日本酒。
両者のつながりはこれからも続いていきます・・・

250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706
250706

企画:JAグループ神奈川
企画:JA県央愛川
JAよこすか葉山

次回は7/13放送「野菜の力でハッピー♡ライフ」(再放送 7/14(月))

アーカイブ

カテゴリー(JA別)

  • tvk・FMヨコハマ コラボ企画「JAグループ神奈川 秋の地産地消ツアー」
  • JAグループ神奈川
  • みんなのよい食プロジェク