2025/9/28：盗られてたまるか！～旬ナビ流特殊サギ最前線～

JAバンク神奈川が取り組む「サギ対策」についてリサーチしました。

◆JAグループ神奈川ビルでリサーチ開始
「とある方」からの相談で、お馴染みのJAグループ神奈川ビルを訪れたりゅうちゃん。
呼び出したのはJAバンクの公式キャラクター「©よりぞう」でした。
まちのみんなに「寄り添う」と「ゾウ」をかけたネーミング。
おっとりした性格でマイペースですが長い耳で人々の声に耳を傾け、親身になって相談に
乗ります。
JAバンクで働いているので、お金の知識が豊富なんです。

◇JAバンク ©よりぞう
　HP：https://www.jabank.org/yorizo/

JAバンクがいま頭を悩ませているのが、農家さんの資産を脅かす許せない犯罪「サギ」。
JA神奈川県信連の被害対策担当者に、JAバンク神奈川におけるサギ被害について聞き
ました。

◆「JA神奈川県信連」とは？
JA神奈川県信連（通称：県信連）は、県内農協の金融事業をサポートする組織。
1948年の設立以来、「農業の専門金融機関」として、農業と地域を支えてきました。
現在では金融面だけでなく多方面で支援活動を展開し、地域社会を支えています。

◇JA神奈川県信連　HP
　HP：https://www.jakanagawa.gr.jp/sin/
　「農業と地域の未来を創る」組織です。

◆「JAバンク神奈川」とは？
そんな県信連が本部的な役割を担い、県内にある12のJAとともに構成しているのが
「JAバンク神奈川」です。
農業を営む方々をはじめ、地域のみなさんに安全・安心な金融サービスを提供して
います。

◇JAバンク神奈川　HP
　HP：https://www.jabank-kanagawa.jp/

◇JAバンク利用者の緊急連絡先

◆サギ対策・・・神奈川県警察との連携
神奈川県警察本部の方に、サギの被害状況や手口などを説明いただきました。
被害件数や金額の大きさに、改めて特殊サギがすぐ身近に迫っている犯罪であることを
知りました。
詐欺被害に遭わないために最も大切なのは「知ること」。
手口を知り対策を学ぶことで、被害を防ぐことができると教わりました。

◇神奈川県警察　HP
　HP：https://www.police.pref.kanagawa.jp/

本部には撮影でご協力いただいた県警の仕事や歴史を「見て触れて」体感できる展示施設
「広報センター」などがあります。（見学要予約）

◆レタス農家さん「秋のお仕事」
旬ナビは「食と農」をテーマに農家さんを応援する番組。
詐欺被害対策担当警察官の中に親類が専業農家さんだという方が。

親類であるレタス農家さんを訪問し、晩夏の農作業をリサーチ。
秋作レタスの定植作業を体験しました。

朝晩、秋めいた空気を感じるこの頃ですが、畑の猛暑は健在。
滴る汗を拭きながら、環境の変化と農業の大変さを実感します。
精魂込めて作った野菜の代金は、JAの貯金口座に入金されることも。
サギという犯罪は、農家さんの大切な資産を掠め取るものでもあります。

ナスとネギを丸ごと味わう絶品料理を作り、振る舞いました。

◆寸劇で学ぶサギ
JAバンク神奈川では神奈川県警と連携し、被害を防ぐための啓発活動を行なっています。
その一つがJA主催イベントなどで実施している防犯寸劇。
現役警察官が実例をもとにシナリオを作成。
被害者、加害者を実演し、わかりやすく知ってもらう活動です。

特殊サギの手口は、日々進化しています。
最近多発しているのは、警察官を騙った「ニセ警察サギ」。
固定電話ではなく携帯電話に画像が送られてくるため、被害は若年層に広がっているんだそう。
警察でも認知度アップに力を入れています。

今回はJAさがみのイベント内で県警が行う寸劇に、りゅうちゃんとちゃーはんが参加。
臨場感あるお芝居でイベントと周知活動を盛り上げました。

◆JAバンク神奈川の特殊サギ対策
JAバンク神奈川では、被害者を出さないこと、出さないためにはどうしたらいいのかを
真剣に考え、幅広い活動を展開していることをリサーチしました。

地域の金融機関であるJA、県域全体のサギ対策を進めるJA神奈川県信連、そして犯罪者と直接対峙する神奈川県警察。
連携の力は豊かな地域社会につながります。

決して他人事ではない犯罪「サギ」。
これを機会に、みんなで考えていきたい社会課題です。

企画：JAグループ神奈川
協力：JAさがみ、JA神奈川県信連