25/10/9(木)20:53
台風22号に関して、横浜国立大学の研究者らが航空機を使って3日間にわたり上空から観測しました。台風を制御して減災を目指す国家プロジェクトの一環で、9日行われた観測に同行しました。
柳田キャスター「快晴の名古屋空港をいま離陸しました。台風22号の目の中心を目指します」小型ジェット機に乗り込んだのは、横浜国立大学台風科学技術研究センターのメンバー、名古屋大学や京都大学の研究者ら8人です。
航空機観測は、2050年までに台風を制御して少しでも被害軽減を目指す、国家プロジェクト「ムーンショット目標8」の研究の一環で行われました。
柳田キャスター「こちらが台風に投下される小型の観測器です。大根ほど大きさで、非常に軽いです」離陸からおよそ1時間後。
高さおよそ1万3700メートル上空で台風の目に入りました。
観測する雲の様子「直径100キロくらいですね」「中心わかります?」「青空が広がっている。台風の目がめちゃ広い」名古屋大学・横浜国立大学 坪木和久教授「定常な状態になっていると思う。
発達もしていないし、衰退もしていないし、この状態がずっと続いている状況ですね。
これ以上強くなることはないと思う」台風の領域を1時間以上飛行し、小型観測器を19個投下しました。
横浜国立大学の吉田龍二准教授は、9日が初めて搭乗です。
横浜国立大学 吉田龍二准教授「壁雲って目を取り囲んでいる積乱雲の固まりだと言っているものだが、けっこう境界が不明瞭なんだと印象的だった」横浜国立大学では、データを詳細に分析して台風の実体解明につなげるということです。
25/10/9(木)18:29
台風22号が接近していた茅ヶ崎と大磯の海岸で9日、女性と男性のあわせて2人が死亡しました。
湘南海上保安署などによりますと、9日正午前、茅ヶ崎市の海岸で女性が浮いていると119番通報がありました。
発見者によると女性は手首の脈がなく、陸に上がって通報している間に流されたということです。
海保や消防が女性を捜索し午後3時前に海上で発見しましたが、その場で死亡が確認されました。
女性は50歳代から70歳代とみられます。
また、9日午前5時半頃、大磯町で釣りをしようと海岸沿いを歩いていた男性3人が波にさらわれました。
2人は自力で戻りましたが、1人は沖合の海上に浮いているのを発見し病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
25/10/9(木)18:24
鎌倉市がマンション開発の住民の賛否に関する情報を誤って公開し、開発事業者に漏えいしていた事案をめぐって、住民が市に対して調査などを求める抗議書を提出し会見を開きました。
先月22日、鎌倉市が住民協定の関連資料であるマンション開発の賛否が推測できる住宅地図を誤って公開していたことを発表し、松尾崇市長が謝罪をしました。
住宅地図は去年4月から6月まで市役所の窓口で公開され、来庁したマンション開発事業者がそのコピーを持っていたことで発覚しました。
由比ガ浜西自治会が9日、漏えいした情報を不正に利用した疑いがあるとして、調査や事業者の再検討などを求める抗議書を提出しました。
住民によりますと、事業者が個別に訪問をして開発事業の説明をする際、この住宅地図をもとに賛同しない人に対して働きかけを行ったなどということです。
市は「内容を確認して検討したうえで回答していく方針」としています。
由比ガ浜西自治会 兵藤沙羅会長「ただ市が情報漏えいをしてしまった。市長は謝るという問題ではないと思う。
やはり私たちは何よりも悪用した事業者の方が悪いと思っている。
それをきちんと調べていただきたい」
25/10/9(木)18:21
相模鉄道本線の相模大塚駅で自然災害や列車トラブルを想定した大がかりな訓練が行われました。
相鉄本線の相模大塚駅で実施された「異常時総合訓練」。
相鉄の社員をはじめ、消防や警察などあわせておよそ200人が参加し、近年増加する自然災害や列車トラブルを踏まえ、「踏切でトラックと衝突して列車が脱線した」想定で行われました。
現場では、駅員が保全作業から社内への指令、関係機関との連携まで一連の流れを確認。
乗客の避難誘導では、警察や駅員が「足元に気を付けて」などと冷静に出口へ誘導。
消防による負傷者の救護も行われました。
また、車両や踏切などの復旧作業では作業者同士が声を掛け合い、安全確認などの手順を慎重に確かめていました。
相模鉄道安全推進部 田中正則課長「客の安全確保第一で訓練を行っている。
消防や警察との連携の充実・強化が大事。
事故の対処能力を高めていきたい」
25/10/9(木)17:08
日産自動車が横浜F・マリノスの売却を否定したことについて、横浜市の山中市長は9日の定例会見で、「市民の安心につながった」と受け止めを述べました。
先月、業績不振のため経営再建中の日産自動車が、サッカーJ1横浜F・マリノスのクラブ売却を検討しているとの報道がありました。
これに対し横浜市は今月3日、日産に対して売却を引き止める要望書を提出。
同じ日に日産はホームページで「横浜F・マリノスの筆頭株主であり続けます」などと発表し、売却を否定しました。
一連の報道を受けて、横浜市の山中市長は。
山中市長「横浜市に対して貢献をし続けていくというメッセージは、横浜市におけるマリノスを大切に考えている証左ではないかと感じた。
市民の皆さまの安心につながったのではないかと思う」一方、来年2月に現在の契約期間が終わる日産スタジアムの命名権については、「市民の財産であるから、これまでの経緯も大切にした上で最適な方法を検討していく」と述べました。
25/10/9(木)17:06
ことし6月、厚木市内で酒を飲んだ状態で自転車を運転したとして、神奈川県は44歳の男性職員を停職処分にしました。県が自転車の飲酒運転で処分するのは初めてです。
県によりますと男性職員はことし6月、横浜市内で職場の同僚と中ジョッキのビール1杯、サワー2杯ほどを飲み、厚木市内の自宅へ帰った後で自転車を運転。
2キロほど離れたコンビニに向かっていたところ、県警の検問で基準値以上のアルコールが検出されたということです。
県によりますと自転車の飲酒運転で処分が下されるのは初めてで、聞き取りに対し男性職員は「ちょっとだけならという軽率な気持ちで乗った」などと話していたということです。
県総務局人事課 佐渡武嗣課長代理「いままでも飲酒運転は気をつけてくださいと強く事あるごとに言っていたが、そこが徹底されていない。非常に遺憾。
引き続き不祥事防止研修等も含めて、いろいろな場で職員に対して周知していきたい」
25/10/9(木)12:24
非常に強い台風22号の接近に伴い、神奈川県内では午後も沿岸部の高波や強風に注意してください。大磯町の海岸では高波にさらわれた男性1人が死亡しました。
記者「三浦半島最南端の城ケ島に来ています。
強い風で体があおられ、岩場に打ち付けられた波が飛まつとなってこちらにも飛んできます」気象庁によりますと、台風22号は非常に強い勢力を保ったまま、伊豆諸島の海上を東北東へ進んでいます。
県内では三浦半島の東京湾側ではうねりを伴った高波に注意してください。
また、海上では最大風速20メートルの非常に強い風が吹くでしょう。
高波の影響で海の事故もありました。
神奈川県警によりますと9日早朝、大磯町で釣りをしようと海岸沿いを歩いていた男性3人が波にさらわれました。
2人は自力で戻りましたが1人は海上に浮いているのを発見、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
25/10/9(木)12:07
10月9日、神奈川県内で発生している特殊詐欺の情報です。
神奈川県警によりますと、これまでに藤沢市羽鳥、横浜市中区山元町、川崎市中原区西加瀬で詐欺の電話がかかってきています。
内容は、警察官をかたって「捜査協力してほしい」や区役所をかたって「封筒を送りました」などです。
その電話は詐欺です。
すぐに電話を切り警察に連絡してください。
25/10/9(木)12:06
神奈川県の監査委員は、去年12月からことし9月までに県の機関が行った事業を監査した結果、246件が「不適切」だったとするまとめを発表しました。
まとめによりますと、県監査委員が県の機関543カ所が行った事業を調べたところ、法令違反や不経済な行為などにあたる「不適切事項」が246件あったということです。
主な事案として、海老名市にある県畜産技術センターで総合研究棟のLED化工事を行う際に材料の仕様を誤って設計し、照明器具71台が納入後に施工できなかったため、106万7000円の不要な支出があったことなどが挙げられています。
「不適切事項」の件数は去年と比べて3件少なくなったものの、高止まりが5年間続いていることから県の監査事務局は防止策の徹底を呼びかけています。
県監査事務局総務課 村上剛史課長「自分たちの仕事のリスクを整理してセルフチェックをしていくことが求められている。
それが5年経過している中で機能しきれていないからこそ件数も減ってこないのではないかという問題意識を持っていて、ミスを減らしていく努力を内部統制とか監査の指摘の情報を得て、しっかり足元を見直して減らしていく努力をする必要がある」