25/8/29(金)20:59
おととし4月から再編整備と運営管理を含めた一体の事業が進む川崎市中原区の等々力緑地について、市は29日、整備内容の一部見直しを発表しました。
川崎市は、おととし3月、等々力緑地について公園機能の充実を図ろうと川崎とどろきパークと契約を結び、2029年度末の工事完成を目標に施設の再編整備などを進めています。しかし、物価高騰などにより総事業費の想定見込みが当初と比べてほぼ倍となる1232億円ほどになったことや、市民からもさまざまな要望があったことなどから、それらを反映したマスタープランの一部変更を実施しました。
29日、市が発表した見直し案には自由提案施設が削減されたほか、新たに整備する外周園路の拡幅を取りやめることで、伐採する木の本数を減らし、環境にも配慮した内容になっているということです。
川崎とどろきパーク施設整備本部疋田尚大 本部長「工事費高騰や市民の意見を聞いて今回大きな見直しをしている。再編整備後の等々力緑地は今までよりも居心地の良い緑地にしたい」市などは、29日に続き、30日も一般向けの説明会を開く予定です。
25/8/29(金)18:56
愛川町の民家の敷地内に置かれた袋の中から4人分の頭蓋骨などの複数の骨が見つかった事件で、神奈川県警はいずれも人の骨で死後50年以上経過していると明らかにしました。
この事件は8月19日、愛川町三増で土地の管理者が敷地内に置かれていた袋を確認したところ、4人分の頭蓋骨のほか足の骨など複数人の骨とみられるものが見つかったものです。
司法解剖の結果、いずれも20代から50代くらいの複数人の骨と特定。
少なくとも1人は女性だということです。
また、歯などに現代的な治療の痕がなかったことなどから、死後50年以上が経過しているということです。
捜査関係者によりますと、骨には目立った外傷はなく土がついていたということで、何者かが土に埋まっていた人骨を掘り起こしその後、遺棄した可能性もあるとみて詳しく調べています。
25/8/29(金)18:55
日産自動車が横須賀市の追浜工場での車両生産を2027年度末で終了すると発表したことなどを受け、神奈川県と横浜市、横須賀市が国に対し事業者や従業員への支援などを要望しました。
正午頃、黒岩知事は経済産業省と厚生労働省を訪れ、武藤容治経済産業大臣と福岡資麿厚生労働大臣に要望書を手渡しました。
要望書では、「自動車産業は本県の主要産業の一つであり、地域の産業や雇用への影響が現実のものになると強く懸念する」と指摘。
▼国や関係する行政機関との連携本部などを通じた情報やノウハウの提供のほか▼工場周辺で飲食店などを営む事業者に対する経営相談、資金繰り、▼従業員の転職活動などの支援のほか▼地域経済を活性化させるための跡地活用への対応などを求めています。
黒岩祐治知事「両大臣ともに神奈川県が置かれている非常に厳しい状況を的確に理解してくれていて『国としても全面的に一緒になってやっていこう』と言ってもらえたので、大変前向きな回答を得た。
このことをもってピンチをチャンスに乗り越えていくようなかたちでしっかりと向き合っていきたい」また、黒岩知事は埼玉県の大野元裕知事と千葉県の熊谷俊人知事とともに、財務省と総務省にも訪問。
村上誠一郎総務大臣らに東京都に税が一極集中しているとして、現状を見直すことなどを求める要望書を提出しました。
要望書では、東京で来月から0歳から2歳までの子どもの保育料が第1子も含めて無料になることなどをあげ、「地域間格差が看過し得ない水準にまで拡大している」と指摘しています。
25/8/29(金)18:52
横浜市教育委員会は、市立学校で新たに8件の「いじめ重大事態」の調査結果を公表しました。
「いじめ重大事態」は、いじめによって子どもが心身などへ被害を受けたり、不登校になったなどの疑いがある際に認められるもので、昨年度は59件が認定されました。
29日の会見では、新たに昨年度調査を終えた8件の事案が公表され、そのうち3件はいじめの事実関係を確認できたということです。
市教委はこれらの調査結果から見えた課題として速やかに組織的な対応ができていなかったことや、いじめを受けて転校した子どもへの事前の支援不足などを挙げました。
そのうえで、今年度からは「不登校支援・いじめ対策部」を新設して学校による早期対応を強化したほか、学校と市教委が緊密で速やかな情報共有を行うために新しいシステムの導入したということです。
横浜市教委・いじめ対策課幸柳康弘担当課長「教育委員会としては、振り返った中で今新しく課題を克服していくために新しいシステムで走り出していくところである。
子どもたちの日常が少しでも早く戻るようにしていくのが目指すところだと思っている」
25/8/29(金)18:50
40年ぶりの大幅変更になります。台風被害の軽減に向けた情報提供の方法を議論していた有識者らによる検討会が29日、最終提言を発表しました。
去年9月から5回にわたり行われた「台風情報の高度化に関する検討会」には、座長の横浜国立大学筆保弘徳教授をはじめ気象庁の担当者やメディア関係者らが参加していました。
検討会では、公共交通機関や自治体などから寄せられた意見をもとに、台風被害軽減のためニーズに応じた情報をよりきめ細かく提供する方法について議論されてきました。
発表された最終的な提言では、早めの備えを促すために1週間前から熱帯低気圧が台風に発達する可能性を提供。
進路予報も改善し、6時間刻みでより細かく提供するほか、風・高潮などの危険度が自治体ごとにわかるよう提示するということです。
筆保弘徳 座長「この新しい台風の情報が形になって、日本国内の多くのみなさんの安心・安全に貢献できると確信している」気象庁は40年ぶりとなる台風情報の大幅な変更に向け、システム整備などを進めるということです。
25/8/29(金)11:56
平塚市で大相撲の「高砂部屋」が市民との交流を深めようと毎年恒例の夏合宿を行っています。
力士ぶつかりあい29日から3日間行われる合宿では高砂部屋の力士およそ20人が参加し、合宿中の安全を祈願する「土俵祭り」を行ったあと朝稽古を披露しました。
稽古では9月場所から新十両の朝翠龍や朝白龍、再十両となる朝乃山をはじめとする力士たちがぶつかり稽古などを行いました。
勝者が次の対戦相手を指名して相撲を取り続ける「申し合い」では、土俵の外まで押し出されたり投げ飛ばされたりするなど大迫力の稽古が繰り広げられました。
会場に訪れた人たちは夏空のもと、真剣な眼差しで稽古を見学していました。
記者Q:「誰のファンですか?」訪れた人:「朝乃山」「やっぱりからだが違う大きい感激」訪れた人力と力の勝負でからだをつくっているところがすごいなと思う高砂部屋の夏合宿は31日まで平塚市総合公園相撲場で行われます。
25/8/29(金)09:38
神奈川県内の最低賃金について神奈川労働局はことし10月から過去最高となる時給1225円にすると発表しました。現行の制度になってから過去最高の上げ幅です。
これは、8月8日に開かれた「神奈川地方最低賃金審議会」からの答申を受けて決定したものです。
これで、現行の県内最低賃金である時給1162円から63円引き上げられ、10月4日から時給1225円となります。
率にして5.42%の引き上げで、現行の制度になった2002年度以降、過去最高の上げ幅となりました。
神奈川労働局の児屋野文男局長は「63円という金額は厚生労働省の中央最低賃金審議会が決めた目安通りの引き上げ幅で、妥当なところだと思う。
企業には助成金を活用してほしい」とコメントしています。