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鬼平犯科帳3

鬼平犯科帳3

鬼平犯科帳3

放送時間

毎週月曜日~水曜日 15:00~ 4/4スタート

番組内容

池波正太郎原作の傑作時代劇。火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とした捕物帳第3シリーズ。

各話紹介
  • 第1話
  • 第2話
  • 第3話
  • 第4話
  • 第5話
  • 第6話
  • 第7話
  • 第8話
  • 第9話
  • 第10話
  • 第11話
  • 第12話
  • 第13話
  • 第14話
  • 第15話
  • 第16話
  • 第17話
  • 第18話
  • 第19話
【第1話】
「鯉肝のお里」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)密偵おまさ(梶芽衣子)が、不思議な女のことを平蔵に報告する。仇っぽい大年増で、町で出会った貧しい若者に、食事をふるまう。若者を、後で誘惑しそうな風情もある。めしやの女房にそこを突かれると、威勢よくたんかをきって一両小判を放り投げて店を出た。おまさが女を尾行する。名前はお里(野川由美子)。腕の良い煙管作りの職人の老人松五郎(垂水悟郎)と同居していた。平蔵は、お里は女賊だと直感した。お里は、昼間は出会い茶屋で男を買い、夜は博打という生活をしていた。興味を覚えた平蔵は長屋までお里の顔を見に行く。
【第2話】
「剣客」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、部下の同心酒井祐助(勝野洋)と、酒井の剣術の老師松尾喜兵衛(丘路千)を見舞う。だが、松尾は何者かに斬り殺された直後だった。門弟たちは共に敵討ちをしようと酒井に迫るが、責任感の強い酒井は、火付盗賊改メの役目を放棄出来ず、卑怯者と責められる。おまさ(梶芽衣子)からその話を聞いた平蔵は、老師の家の近くで見かけた怪しい深編笠の浪人を探すよう命じる。その男、石坂太四郎(中尾彬)は盗人の用心棒。やがておまさが手掛かりをつかむ。
【第3話】
「馴馬の三蔵」
密偵の粂八(蟹江敬三)が、呉服問屋を襲った盗賊市兵衛(西園寺章雄)を見つけ、殺そうとする。長谷川平蔵(中村吉右衛門)がその理由を問うと粂八は、市兵衛は自分が盗賊時代に惚れた女、お紋(伊藤美由紀)の敵(かたき)だと語った。お紋は市兵衛と思われるならず者に殺されたが、その時、巻き添えで盗賊、馴馬の三蔵(金内喜久夫)の女房、おみのまで殺された。二ヶ月後。粂八はある料亭で三蔵を見かけた。三蔵はお盗(つと)めをする様子だった。そこへ偶然、平蔵が来る。粂八は思わず目を伏せ、平蔵はそんな粂八の態度をいぶかしく思った。
【第4話】
「火つけ船頭」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)がひいきにする船頭常吉(下条アトム)の棹さばきが乱れる日があった。胸につかえがあるらしいのに平蔵は気づいた。実は前の日、同じ長屋に住む浪人西村虎次郎(伊藤敏八)が、女房おさき(竹井みどり)と密通している現場を見てしまったのだ。ある夜むしゃくしゃした気持ちを酒に紛らした常吉は、たまたま日本橋の大店の裏塀が燃える炎を見て、気持ちが異様に高ぶった。何日か後、常吉は油屋で灯油を買い、竹筒に入れて腰から吊して、夜の闇に消えた。
【第5話】
「熊五郎の顔」
羽黒の丁右衛門一味の残党・山猫三次が捕まった。三次の兄貴分・洲走の熊五郎(高橋長英)は、必ず助けに来ると言って逃げのびる。ところ変わって、かつて熊五郎に目明しの夫・政蔵を殺されたお延(音無美紀子)は、今では在所で茶店をやっている。そのお延が病気の男を助けた。男は信太郎(高橋長英/二役)といい、親切なお延と惚れ合うようになる。
【第6話】
「いろおとこ」
火付盗賊改方同心、寺田源三郎(鷲生功)は本所・回向院で、自分の顔を見るなり逃げ出した女の後を追い、捕まえる。女はおせつ(山下智子)で元は盗賊の引き込み女。源三郎の亡き兄で、やはり同心の又太郎の密偵をしていた。一年前、盗賊鹿熊の音蔵(浜田晃)を追っていた又太郎は、おせつの情報をもとに音蔵を尾行したが、逆に音蔵に殺された。源三郎は兄の仇を討つ手掛かりを得ようと、おせつに接近するうちに、深い仲になっていった。
【第7話】
「谷中いろは茶屋」
同心の木村忠吾(尾美としのり)は最近、谷中の「いろは茶屋」のお松(杉田かおる)とすっかりいい仲だ。忠吾はそのために、親の遺産から親類の借金まで使い果たしていた。お松のなじみ客で「川越の旦那」と呼ばれる、恰幅のよい商人風の男は、お松からその話を聞くと、気前良く十両をお松に与えた。この男、実は墓火の秀五郎(長門裕之)という凶悪な盗賊である。お松の紹介で忠吾は秀五郎と会い、意気投合する。それを見て驚いたのが、秀五郎を尾行する密偵の粂八(蟹江敬三)。報告を聞いた長谷川平蔵(中村吉右衛門)は「忠吾め」と苦笑いをした。
【第8話】
「妙義の団右衛門」
上州から信州を根城とする老盗賊、妙義の団右衛門(財津一郎)が江戸に出て来る。長谷川平蔵(中村吉右衛門)の顔を知る団右衛門は、たまたま町で平蔵を見て、「いまに鬼平に一泡ふかせる」とうそぶく。元盗賊で、今は平蔵の密偵である高萩の拾五郎(菅原謙次)が団右衛門と出会う。団右衛門は、拾五郎に盗みの助っ人を頼む。団右衛門は敵の動きを探るため、盗賊改メの役宅に、手の者を飯炊き男として入れてあるという。拾五郎は依頼を受けるふりをして平蔵にことの次第を報告するが………。
【第9話】
「雨隠れの鶴吉」
雨隠れの鶴吉(石原良純)とお民(早野ゆかり)の盗賊夫婦は、京都での大きな盗(つと)めで活躍し、親分から八十両の分け前と休みを貰う。二人は久し振りに故郷の江戸に向かった。江戸に着くと二人は、鶴吉の母親の墓参りをする。そこに現れたのが、長谷川平蔵(中村吉右衛門)の古い友人で、今は出家した井関禄之助(夏八木勲)。鶴吉を知る井関はその夜、二人の旅籠に、鶴吉の父親であるお茶屋の万屋源右衛門(織本順吉)を連れてくる。鶴吉の顔を見て、「許しておくれ」と、手をついてあやまる源右衛門。そこには複雑な事情があった。
【第10話】
「網虫のお吉」
盗賊改めの同心・木村忠吾(尾美としのり)は、同僚の黒沢勝之助(磯部勉)が、器量良しの女(風祭ゆき)と出会い茶屋に入るのを目撃して驚く。役宅に入り、手配の人相書きをながめると、女は、網虫のお吉という女盗賊と瓜二つだった。忠吾は翌日から黒沢を尾行。やはり女はお吉で、黒沢はお吉を抱いた後で、脅し、金をせびり取った。盗賊改めにはあるまじき行為である。忠吾はことの次第を長谷川平蔵(中村吉右衛門)に報告した。
【第11話】
「夜鷹殺し」
江戸の町で夜鷹が次々と斬殺された。長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、相模の彦十(江戸家猫八)の知り合いであるおつね(野平ゆき)も凶刃の犠牲となった。後に重病の夫と、幼い子供が残された。夜鷹の商売はお上から禁じられており、奉行所は下手人探しには消極的だった。平蔵は、「町方がやらないなら、こちらで夜鷹殺しをつかまえる」と言った。おまさ(梶芽衣子)が夜鷹に化けて夜の町を流し、平蔵と彦十がひそかに同行した。平蔵は、自分が行けない夜は、絶対に二人で出ないよう、きつく言い渡したのだが………。
【第12話】
「隠居金七百両」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の嫡男、辰蔵〈長尾豪二朗)は、父親に似ず剣術の才は乏しい。その上、旗本の息子たちと女遊びにうつつを抜かしている。その辰蔵が、茶店の娘、お順(浅野愛子)に惚れた。お順の父で茶店の主、次郎助(芦屋雁之助)は元盗賊。ある日、半平(田中浩次)という昔の仲間が、京に住むお頭の隠居金だと言って七百両を持って訪ねてきた。盗賊の隠居金は、最後の盗(つと)めで作るのが仁義。自分だけひそかに金をためていたとなればただでは治まらない。半平は次郎助に金を預かってくれと頼んだ。
【第13話】
「尻毛の長右衛門」
布目の半太郎(堤大二郎)は、本所の薬種問屋、橋本屋の下女おすみ(水野真紀)と恋仲だった。二人は盗賊尻毛の長右衛門(小林昭二)の配下で、おすみは引き込み女だった。半太郎はいずれ長右衛門の許しを得て夫婦になろうと考えていた。その長右衛門がある日、照れながら「三十あまりも年下の女を女房にしようと思う」と言う。相手は何とおすみだった。一方、長谷川平蔵(中村吉右衛門)の頼みで、薬を橋本屋に取りに行った密偵のおまさ(梶芽衣子)は、そこでおすみを見て驚く。昔長右衛門のところにいた引き込みのおしんと、瓜二つだったのだ。おまさは、長右衛門が橋本屋を狙っていると直感した。
【第14話】
「二つの顔」
ゆったりと町を歩く長谷川平蔵(中村吉右衛門)に、どこか愛嬌のある老人、与平(花沢徳衛)が近付き、「いい娘を紹介する」と持ちかける。当時の隠語で「あほうがらす」という稼業である。一度そうした場所を確かめるのも役目柄必要、と思った平蔵は、話に乗る。案内された茶屋「ひら井」に来たおはる(宮沢美保)はまだ十七。平蔵は肩をもまして帰したが、おはるが、「ひら井」には刀傷のある男など、あやしい男たちが出入りして薄気味悪いという。平蔵は、「ひら井」は盗人宿だと直感した。
【第15話】
「おしま金三郎」
火付盗賊改方同心、松波金三郎(峰岸徹)は腕利きだが、アクの強い捜査と態度に同僚の批判も強かった。金三郎の密偵ませの七兵衛(不破万作)が、盗賊時代の仲間の娘おしま(蜷川有紀)から、「足抜きしたい」と相談される。おしまは長谷川平蔵(中村吉右衛門)が必死で追う盗賊、牛尾の又平の手下だ。金三郎は七兵衛に、「おしまが又平一味のことを教えれば、目こぼしする」と言う。おしまは申し出を受けたが、一つ条件をつけた。金三郎に抱いて欲しいというのだ。金三郎はそれを受け、出会い茶屋でおしまを抱いた。
【第16話】
「おしま金三郎」
火付盗賊改方同心、松波金三郎(峰岸徹)は腕利きだが、アクの強い捜査と態度に同僚の批判も強かった。金三郎の密偵ませの七兵衛(不破万作)が、盗賊時代の仲間の娘おしま(蜷川有紀)から、「足抜きしたい」と相談される。おしまは長谷川平蔵(中村吉右衛門)が必死で追う盗賊、牛尾の又平の手下だ。金三郎は七兵衛に、「おしまが又平一味のことを教えれば、目こぼしする」と言う。おしまは申し出を受けたが、一つ条件をつけた。金三郎に抱いて欲しいというのだ。金三郎はそれを受け、出会い茶屋でおしまを抱いた。
【第17話】
「忠吾なみだ雨」
木村忠吾(尾美としのり)が市内を見回り中に、町娘お雪(喜多嶋舞)と知り合い、恋仲となる。お雪は足袋問屋「つちや」を営む叔父の善四郎(山田吾一)と暮らしている。忠吾はお雪と夫婦になる決心をし、長谷川平蔵(中村吉右衛門)にそのことを申し出、平蔵も祝福した。ところが、お雪は盗賊、鈴鹿の又兵衛(高松英郎)の娘。善四郎は又兵衛の義弟だった。善四郎は、お雪から、惚れた相手が盗賊改メの同心と聞いてがく然とする。又兵衛の失意も深かった。一方平蔵も、密偵彦十(江戸家猫八)の報告で、この恋がかなわぬものと知る。
【第18話】
「おみよは見た」
激しい雷鳴の日、殺し屋小平次(近藤正臣)は、茶問屋・八幡屋の囲い者を妾宅で刺し殺した。だが、逃げようとする時、使用人のおみよ(吉沢梨絵)に、不覚にも顔を見られた。殺し屋の元締め・大島の治兵衛(草薙幸二郎)は、小平次におみよを始末するよう命じた。事件直後の町方の調べに、おみよは、裏口から逃げる男は見たが、顔は見ていない、と答えていた。しかし長谷川平蔵(中村吉右衛門)が現場に行くと、裏口の先はけわしい崖。おみよは誰かをかばっているようだ。平蔵はおみよに会うが、追求されると「自分は捨て子だ」と無くばかりだった。
【第19話】
「密偵たちの宴」
盗賊たちを震え上がらせる長谷川平蔵(中村吉右衛門)の活躍を、陰から支えるのが相模の彦十(江戸屋猫八)、大滝の五郎蔵(綿引勝彦)、おまさ(梶芽衣子)らの密偵である。ある夜、五郎蔵の家で密偵たちが賑やかに酒盛りをしていた。話題は、最近の盗賊の道義が地に落ちたこと。小房の粂八(蟹江敬三)が「外道どもに、お盗めの見本を見せてやりてぇ」と言い、皆も共感した。伊三次(三浦浩一)などは、狙うなら浅草の町医者、竹村玄洞がいい、と言う。裏で金貸しをしているが、ひどい強欲だという。密偵たちは翌日から玄洞宅の下見まで始めた。
キャスト・スタッフ
スタッフ 原作:池波正太郎
脚本:田坂啓ほか
出演 中村吉右衛門 多岐川裕美 ほか
ナレーター:中西龍