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鬼平犯科帳6

鬼平犯科帳6

鬼平犯科帳6

放送時間

毎週月曜日~水曜日 15:00~ 6/30スタート

番組内容

池波正太郎原作の傑作時代劇。火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とした捕物帳第6シリーズ。

※第1話、第9話は放送いたしません。ご了承ください。

各話紹介
  • 第1話
  • 第2話
  • 第3話
  • 第4話
  • 第5話
  • 第6話
  • 第7話
  • 第8話
  • 第9話
  • 第10話
  • 第11話
【第1話】 ※第1話の放送はありません。ご了承ください。
「蛇苺の女」
火付盗賊改方長官の長谷川平蔵(中村吉右衛門)は市中見回りを兼ねて亀戸天神に参詣、その後門前のなじみの料理屋「玉家」に寄って鯉料理で一杯やった。下の座敷では客として来た盗賊沼田の太四郎(中尾彬)が、訪ねて来た男から大店の絵図面を受け取っていた。帰りの夜道で太四郎が辻斬りに会い、腕を斬られる。辻斬りに平蔵が「盗賊改方……」と名乗ると浪人も太四郎も逃げた。家に帰った太四郎を待っていたのは色好みの年増女のおさわ(余貴美子)である。おさわは太四郎に絵図面を渡した男、宗助(ベンガル)の女房だった。
【第2話】
「お峰・辰の市」
火付盗賊改方の組屋敷に出入りする辰の市(市川左團次)というもみ療治の座頭がいた。昔は富裕な商家などの内情を盗賊に教える嘗め役という稼業をしていたが、今は足を洗って、お峰(田島令子)という、やはり盗賊の引き込みをしていた女と世帯を持っている。子供が欲しいお峰は、神社でお百度を踏んでいるところを長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵を務めるおまさ(梶芽衣子)に見られる。二人は昔なじみ。今は堅気だと聞いても、後をつけるのが密偵の習い。平蔵はそんなおまさの心情を察してやさしい言葉をかけた。平和に暮らす辰の市夫婦に災いが襲いかかる。昔を知る盗賊の首領が、お峰が女中奉公している店への押し込み強盗の手引き役をしろと迫ったのだ。
【第3話】
「泥亀(すっぽん)」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵の相模の彦十(江戸家猫八)とおまさ(梶芽衣子)が冬空の下、三田の魚藍観音堂に参拝した。一休みした茶店の主人は、杖をつき腰をいたわるように歩く男。泥亀(すっぽん)の七蔵(名古屋章)で、以前は東海道の盗人宿の番人をしていた。七蔵は独りばたらきの盗賊、関沢の乙吉(森次晃嗣)と出会い、大恩を受けていた盗人時代の頭、牛尾の太兵衛(岩田直二)が手下に裏切られ、非業の死を遂げたことを知る。太兵衛の女房と娘が路頭に迷っていると知った七蔵は、盗みをしてでも助けなければと思った。
【第4話】
「浮世の顔」
父の敵を求めて江戸に来たはずの侍が、こともあろうに近郊の村娘に乱暴。その最中に、通りかかった男に後ろから棒で殴り殺された。その男も娘を襲おうとして、とめる連れの男とけんかになり、同じ場所で刺し殺された。侍は長谷川平蔵(中村吉右衛門)宛ての書状を持っていた。地方に住む平蔵の友人の知人の息子だった。侍を殺した男の身元は、名古屋を根城にした盗賊と分かった。娘の証言から、逃げた男は磯七(石倉英彦)といい、一緒に板橋の旅籠に滞在していた。平蔵は板橋で盗賊たちの急な動きがあるとみて、配下の同心、密偵に探索を命じた。
【第5話】
「墨斗の孫八」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵おまさ(梶芽衣子)は、盗賊の墨斗(すみつぼ)の孫八(内藤武敏)と出会った。もう五十八歳で、心臓を病んでいる孫八だが、まだ盗人稼業から足を洗っていない。おまさによると、昔から潔い男で、捕まるのを待っているようなところもあるという。平蔵は孫八という男に興味を覚えた。孫八はおまさに、次の盗(つと)めに手を貸してくれ、と頼む。孫八には、ひょんなことで旅籠の女に生ませた二歳になる男の子がいて、その子に金を残そうというのだ。やがて浪人姿の平蔵は孫八と会い、意気投合する。
【第6話】
「はさみ撃ち」
大盗賊の猿皮の小兵衛(中村嘉葎雄)は中国・九州を股にかけて荒らしたが一人も殺さず、一度もお縄になったことがない。当年七十三歳の小兵衛が引退し江戸に来た。「萬年屋」という薬種屋を開き、おもん(松田美由紀)という年増女を女房にすっかり堅気になった。まだ女盛りのおもんは、貸本屋の友蔵(内田直哉)といい仲になっていた。友蔵は実は女たらしの引き込み男として知られた盗賊で、狙うのは「萬年屋」の身代だった。盗みの相棒大亀の七之助(三上真一郎)は、押し込みの人集めを長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵相模の彦十(江戸家猫八)に頼んだ。
【第7話】
「のっそり医者」
萩原宗順(宍戸錠)は日本橋に住む六十歳あまりの町医者だ。妻子もなく、質素な家に住み、使用人もおかず、貧しい患者からは金も取らない。父親が昔世話になった木村忠吾(尾美としのり)は、盗賊改め方の役宅で預かっているおよし(高橋貴代子)という十五歳の娘を奉公によこすと言った。奉公先に盗賊が入り、およしを残して主人以下皆殺しになった身寄りのない少女だ。長谷川平蔵(中村吉右衛門)も許した。奉公を始めたおよしは、宗順の家のまわりを怪しい人間がうろついているのに気づいた。宗順と会った平蔵は、宗順が昔はなみなみならぬ剣の使い手だったことを見抜いた。
【第8話】
「男の毒」
盗賊黒股の弥市(本田博太郎)の隠れ家を、長谷川平蔵(中村吉右衛門)配下の精鋭が急襲した。弥市は胸の病がひどかったのに、おきよ(川上麻衣子)を抱いていた。弥市は抵抗したがひどい喀血をし、息絶えた。一月後、おきよは小間物屋の直吉(坂本あきら)と所帯を持つ。幸せそうなおきよだが、困ったことになっていた。弥市は何人もの女の体をもてあそび、あげくの果ては女郎に売り飛ばすのが常だった。おきよは売られる寸前に助かったのだが、弥市に仕込まれて、一日に何度も男を求める体になっていた。精を奪われた直吉は次第に衰弱した。直吉が応じられないと、行きずりの男と出会い茶屋に行く有り様だ。
【第9話】 ※第9話の放送はありません。ご了承ください。
「迷路」
長谷川平蔵(中村吉右衛門)が追い詰めた盗賊の池尻の辰五郎(有川正治)は、脇差を胸に刺して自害した。それを知った初老の盗賊、猫間の重兵衛(石橋蓮司)は平蔵への復讐を誓った。重兵衛と辰五郎は盃を交わした義兄弟。重兵衛には片腕がなかった。見回りに出た平蔵が覆面の浪人に斬りつけられた。撃退すると、浪人は近くの赤提灯に逃げ込む。店の主人甚七(井上昭文)の顔に見覚えがある平蔵は人相書きを作らせた。それを見た相模の彦十(江戸家猫八)は、三十年前、平蔵がまだ放蕩無頼の日々を送っていたころの本所のごろつき矢野口の甚七だと言った。平蔵の嫡男辰蔵(長尾豪二郎)も襲われた。辰蔵は難を逃れたが、平蔵の部下の与力や、辰蔵の剣術仲間は殺された。平蔵は我が身と盗賊改メに向けられた凶刃に立ち向かうために非常体制を取る。
【第10話】
「おかね新五郎」
原口新五郎(滝田裕介)は二十数年前、若き日の長谷川平蔵(中村吉右衛門)の剣術の先輩だった。今は浪人の身で、寺子屋を開き、清貧、独身の初老の男だ。一年前、平蔵はひょんなことで新五郎と再会し、月に一度は訪ねていた。新五郎と会った帰り、平蔵はおかね(南田洋子)という枯れたススキのように精気のない女を見かけ、後をつけた。おかねは、平蔵がまだ本所の銕三郎と名乗って彦十(江戸家猫八)らと無頼の生活をしていたころ、行商をしながら客を取る流しの娼婦だった。
【第11話】
「五月闇」
しとしとと気の滅入るような雨が続くなか、長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、伊三次(三浦浩一)は岡場所のなじみの女郎およね(池波志乃)の部屋にいた。およねは寝物語に、胸に三日月のような傷のある、「いさ」という名の男の話をした。話を聞いて伊三次の顔色が変わった。伊三次は、男は盗賊の伊佐蔵(速水亮)に違いないと見て平蔵に報告した。伊三次とおよねは、お互いに好いていた。平蔵は一緒になるなら力を貸すと言ったが、伊三次は断った。それを聞いたおよねは、自分が女郎だからだと思ったが、そうではなかった。伊三次と伊佐蔵の間の、過去の深いかかわりに原因があった。
キャスト・スタッフ
スタッフ 原作:池波正太郎
脚本:田坂啓ほか
出演 中村吉右衛門 多岐川裕美 ほか
ナレーター:中西龍