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神奈川ビジネスUp To Date

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募集期間:2/20 21:00 より 2/27 23:59 まで

放送時間

毎週月曜日 21時~21時30分
  土曜日 23時~23時30分(再放送)

番組内容

いまの神奈川経済がわかる!
全国の上場企業1800社中、約200社が本社を置く神奈川県。
県内唯一の地上波テレビ局tvkが県内で活動する企業を中心に各企業の魅力的な取り組みやトップインタビューなどの経済情報をお届けします。

出演

内 田 裕 子(経済ジャーナリスト)

■プロフィール
大学卒業後、大和証券入社。社内TV放送のキャスターに抜擢されマーケット情報や経営者との対談番組に多く出演。2000年、財部誠一事務所に移籍し経済ジャーナリストとして活動開始。国内だけでなく新興国などの取材も多く、製造現場の取材、経営者へのインタビューを得意とする。
著書に大西 洋氏(三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長執行役員)との共著「三越伊勢丹 モノづくりの哲学」(PHP新書)。

2月13日放送分 「相互乗り入れで進む鉄道会社の地域連携とこれから」

ゲスト
横浜高速鉄道株式会社 代表取締役社長 鈴木伸哉さん


【プロフィール】
1955年 川崎市出身。1978年 東京大学卒業後、横浜市入庁。建設局長、副市長などを経て、2016年6月に横浜高速鉄道・代表取締役社長就任


横浜駅から元町・中華街駅を結ぶ「みなとみらい線」の運営と、長津田駅からこどもの国駅を結ぶ「こどもの国線」を保有する横浜高速鉄道株式会社。1989年に横浜市や神奈川県などが出資し、第三セクター方式の鉄道会社として誕生しました。みなとみらい線の開業から13年。今では、渋谷から先の東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が行われ、横浜の中心部、沿線の地域と連携しながら、年々利用客数を増やしています。

内田
横浜高速鉄道は、1989 年に横浜市と神奈川県などが出資した、第3セクターという形を取っている鉄道会社ですが、この設立の経緯を教えていただけますか?

鈴木
みなとみらい地区というのは、元々造船所だったり、埠頭の地区であったり、また埋め立てをしたり、というところでございますから、交通アクセスという意味では、その基盤になる様な施設がないというところで、大量の輸送機関がまず必要だ、ということがありました。また、横浜地区とみなとみらいと関内を繋ぐという意味合いがありますから、市・県主導の形で平成元年、1989年に会社が設立されて、その後、色々な手続きや工事を経て、2004年(みなとみらい線)開業ということになったわけでございます。

内田
そこから20数年が経って、当初の計画と現在にどの様な変化がありますか?

鈴木
鉄道事業自体、開業当初というのは、まだみなとみらいも開発の初期段階というところでしたから。

内田
何もなかった頃ですよね?

鈴木
そうですね。お客さんの数は1日で12万くらい。そういう時代だったのですね。ただ、みなとみらい線ができ、それをきっかけにいろいろな開発も進みましたという中で、現在1日20万人の方の利用というものが出てきている。まちづくりとセットで鉄道ができ上がってくるという中で、開発を促進し、それがまたお客さんを増やす、ということの循環の中で、今の状況ができているということかなと思います。

ルーツである山梨県にある主力工場では、様々な種類の焼き菓子やケーキなどが生産されており、お菓子作りのこだわりは原料選びまで及びます。通常は商社などを介して輸入する原料も、自社内にある貿易・調達部門が現地まで赴いて買い付けています。

内田
今の経営状況というのは、どのようになっていますか?

鈴木
おかげさまで、お客さんは着実に増えている。業務系・観光系、定期・定期外、いずれも増えてきている。営業の収支については、初年度から黒字の状態を保ってきているのですが、経常収支の方はやはり多額の借金がありますから、そういう中で、経常収支は今まで赤字だったのですけども、このまま行けば、今年度末の段階では経常収支も黒字化という方向に持っていけるかな、という期待を持っております。

内田
鈴木さんは、元々横浜市にいらっしゃいましたよね。それで、計画もずっと遠目で見ていた。それが、今度ご自身が社長となって運営をしていく、となった時に、見え方というのは変わりましたか?

鈴木
実は、私が横浜市にいた時、係長時代から当初、みなとみらい線の計画当初の段階で直接関わっていた人間でもありますし、またその事業を進める途中の過程でもみなとみらい線に関わることができたということなので、そういう意味では、3回目の関わりを持てるという立場になりました。そういう中では、昔から狙っていたことが今まさに具現化されてきていて、それを日々の仕事の中で実感できるというのが、自分自身にとっては有難いことでもあるし、沿線の皆さんといろいろ、みなとみらい線をどうやって盛り上げようか、あるいはそれが地域にどういう風に反映されていくか、まさに「まちづくり」全体を議論できるというのは本当に幸せなことだと実は思っているのです。


横浜高速鉄道のみなとみらい線と、東急東横線、東京メトロ副都心線、西武有楽町線・池袋線、そして東武東上線の5つの路線が一本で結ばれ、まもなく4年。乗り換えなしで、埼玉県西南部と横浜市の中心部を行き来できる様になった広域ネットワークの誕生は、横浜市内に大きな経済波及効果をもたらしていると言います。

内田
「第二の開業」と言われました「相互直通」、乗り入れしていくという中で、埼玉と繋がったという流れなのですけども、これでどの様な変化が起こったのか?

鈴木
確実に埼玉方面から来られるお客さんが増えましたね。それだけではなくて、やはり横浜の魅力というものが外に向かって伝わっていくという中で、来街者全体ですね、観光客とか、全体がやはり増えてきた。横浜市の方でいろんなデータを整理しているのですが、例えばみなとみらいの中の来街者数とか、事務所の数とか、就業者の数とか。それまでと比べると、やはり増え方が全然違うわけです。一気に増えると。それで観光客、横浜市全体の観光客の数。平成24年~25年で3割近くアップしているわけです。当然、当社のみなとみらい線のお客さんも、それまでは大体(年間で平均すると)2~3パーセントくらい。それが、25年度は1割くらい増えていますから、そういう意味では、やはり相直の効果というのが、非常に大きいということは言えるのだろうと思います。

内田
埼玉の方たちにとって、一本電車に乗れば中華街へ行けるというのは、新鮮で、結構楽しい?

鈴木
「乗り換えなしで一発でパッと来られます」と言ったら、やはり違いますよね。

内田
じゃあ行ってみようかな、と思うということですね?

鈴木
思うと思いますね。それでそこに、いろいろなPRをすることで、今まで知らなかった方にも知っていただく。去年、「飯能まつり」というのがありましてね。11月だったのですが、そこへ私もお邪魔したり。そういうところへ行くと、皆さん興味を持っていただけるということもあったりして。やはり知っていただく、ということもやりながら。

内田
そういうことが重要ですよね。それから、3月25日に、有料座席指定列車というものが導入されるということなのですけども、これはどういうものですか?

鈴木
西武鉄道さんが新型の車両を作りまして。普通の電車はロングシートと言って、電車の中で向き合って…

内田
横に、長い…

鈴木
それが前方向に、一般に言うと特急電車みたいな座席配置ですよね。今回は特急ではないのですけれども、座席指定ということで、席の形がそうなる。やはり、ゆったりと座れますよね。そういう車両が、横浜側にしてみると、土日の観光客の方々に来ていただくという部分で、土日の朝と晩とですね。私は横浜の都心部の活性化というものを考えた時に、移動というのは必ず出てきますけれども、移動が障害になってはいけない、負担になってはいけない。移動そのものを楽しめる、そういう環境を作ってあげないといけないという想いがありまして。以前から、横浜の都心部は「交通のテーマパーク」にしようではないか、ということを言ってきているのです。その流れで考えると、今回の「S-TRAIN」が運行されるというのは、アトラクションが一つできあがる、追加される、ということなので、とても歓迎すべきことだと思いますし、本当に期待しています。

内田
「交通のテーマパーク」、これはどういう構想なのですか?

鈴木
それは私が勝手に言っているのですけど、いろんな乗り物が、単なる移動手段に限定されるということではなくて、乗っているということが楽しめる様なことですよね。

内田
「みなとみらい線」が発信できるように…。

鈴木
みなとみらい線も、これからそういうことを考えていきたいと思います。4.1キロの路線ですけども、その4.1キロというのは他の鉄道会社と比べたらとても短い。駅だって6駅しかないわけです。それしかないけども、他の大きい鉄道会社ができない様な、きめ細かいこととかというのはできるはずだと思っていて、それは駅という「空間」を活用することもあるし、10分なのですが、乗っている10分の間でどういう楽しい体験をしてもらえるか。そういうことができると、みなとみらい線自体も、一つの「交通テーマパークのアトラクション」の一つになる、ということが言えるのではないかな、ということを考えています。

内田
それは社員の方達がいろいろなアイディアを出せるという仕組みがあるのですか?

鈴木
会社に、社員の提案制度というのがあるのですが、今まであまり使われていなかったみたいなのですね。それを、もう一回改めて活用しようということで、社員の人たちからもいろんな提案を出してもらったところなのですよ。今言っているのは、「楽しい」という視点だけではなくて、日々の仕事をどうやったらやりやすくできるかであるとか、どういう改善をしたらもっと良くなるか、お客さんに喜んでもらえるか、いろいろな視点で今議論しているところなのですけども。そういうことをやる中で、お客さんも喜んでもらえるし、社員一人一人も、やはり仕事に対しての想いというか、「よし、頑張ろう」という気持ちにも繋がっていく部分もあるし、達成感に繋がったりですとか、そういうことで、組織・職場の活性化にも繋がると考えているのですけど。


安心・安全を第一と考える横浜高速鉄道。一昨年の3月に、横浜駅で可動式ホーム柵を設置しましたが、駅ホームの更なる安全性向上のため、2020年までに、みなとみらい線全駅で可動式ホーム柵を整備することを発表しました。

内田
やはり、鉄道会社というと「安心・安全」というところが第一になると思うのですけども、みなとみらい線は全駅に可動式ホーム柵、ホームドアですね。これを2020年度までに整備するということなのですが。

鈴木
やはり、鉄道を運営していくという中で、利用される方の安全というのは、一番最優先で考えなければいけないことです。しかしながら残念なことに、例えば車いすの方が転落されたり、目の不自由な方の転落、いずれにしても安全をどうやって考えるかといった時に、ハードとソフト両面ありますが、ソフトだけでは限界があります。やはりハードである程度対応しないとまずい。今ホームドアについては鉄道各社さんで対応を始められている。それでみなとみらい線も、「横浜駅」は東急さんと一緒の駅ということで、そこだけは終わっているのですけれども、それ以外の5駅ですね、2020年に全て完了させようということで、今取り組んでいます。一方で、2020年までの問題というのもあります。できあがるまではどうするのだと。ここは、駅の職員一人一人がやはり注意をしながら、そういうお客さんが来られた時には積極的にお声掛けをしながら、安全にご利用いただける様に、ということを今、徹底を図っているところです。

内田
そこは一つ、設備投資、投資が必要な部分ということなのですよね。今まですごく経営努力をされて、乗客数がこれだけ増えた。赤字からも脱却して黒字に転換していくのであろう、というものが見えてきた。更にまだまだここから先、成長していかなければいけない。会社として、伸ばしていきたい、乗客を増やして行きたい、という部分があると思うのですけども、そのために、これからどういう様なことをやっていこうか、やりたいという風に思っていらっしゃいますか?

鈴木
みなとみらい線自体は、やはり「まち」と一緒に発展をしてきたし、これからもやはりそうだと思いますので、そういう意味では地域の方々との連携強化というものは、今まで以上にやりながら、逆に、どういうことができるのだ、というのは、いろんなアイディアを出し合いながら、その中でできることについて積極的にチャレンジをしていく。

内田
まだやりようがいくらでもある、というイメージですか?

鈴木
それは多分、あるのでしょうね。やはり何をやっても「100点満点でそれでお終い」ということはないではないですか。特に社会の環境が段々変わっていけば、それに合わせてまた変えていかないといけない、という部分もあるでしょうし。

内田
更なる地域との連携でいろいろ意見を吸い上げていく?

鈴木
安全対策であるとか、経営面については、会社で「地域経営計画」というのを一昨年の暮れに作りまして。それは6年計画としてあるのです。その中に、安全の問題、あるいは経営の安定化の問題、あるいはサービスの質の向上であるとか、そこにいろいろな具体的なメニューも取り揃えているので、それはそれできちんとやりながら。ただ、その計画自体がやはり硬直化してはいけないですから、絶えず社会の動きを注視しながら、我々としては柔軟に対応して、これはもっとこうした方がいいかな、というのがあれば、それはどんどん意識を変えながら、その経営計画をやっていく。

内田
スピード感、変化、というのは大事ですか?

鈴木
大事だと思いますね。やはり変化に対応できない者は生き残ることはできない、ということもあるではないですか。

内田
皆さん、その変化に付いてこられますか?鈴木社長のスピード感に。

鈴木
私の前にいかない様に、私が付いていく。

内田
なるほど。鈴木社長がお考えになる、横浜高速鉄道のこれから、ということを言葉にしていただくと?

鈴木
やはり「沿線と共に発展し続ける鉄道会社」。それと、4.1キロの中で、いろんな新しいチャレンジができる、そういう鉄道会社で「4.1キロのキセキ」。「キセキ」とは「ミラクル」ではなくて、乗っている間も楽しめる、ということで「喜ぶ」「席」です。

内田
いいキャッチコピーですね。それは鈴木社長が考えられた?

鈴木
今、思いついたのです。



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2月27日の放送内容

ガラスフィルムを施工、開発する会社
神奈川経済の“今”を分かりやすく伝える経済番組。 今週は、建築用や自動車用のガラスフィルムの施工、開発などを行っている会社、「総商」を紹介します。断熱やUVカットなどのエコ対策から、プライバシー保護。ガラス飛散防止、防犯対策まで様々なニーズに応えるガラスフィルムを提供する総商の「モノづくりに対する哲学」や「これから」などを探ります。 また、ビジネスのヒゲでは、自動車の技術発展を支える企業を紹介します。

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