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神奈川ビジネスUp To Date

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放送時間変更のお知らせ

毎週月曜日 21時~21時30分
  土曜日 23時~23時30分(再放送)

*4月から放送時間が変わりました

番組内容

いまの神奈川経済がわかる!
全国の上場企業1800社中、約200社が本社を置く神奈川県。
県内唯一の地上波テレビ局tvkが県内で活動する企業を中心に各企業の魅力的な取り組みやトップインタビューなどの経済情報をお届けします。

出演

内 田 裕 子(経済ジャーナリスト)

■プロフィール
大学卒業後、大和証券入社。社内TV放送のキャスターに抜擢されマーケット情報や経営者との対談番組に多く出演。
2000年、財部誠一事務所に移籍し経済ジャーナリストとして活動開始。
国内だけでなく新興国などの取材も多く、製造現場の取材、経営者へのインタビューを得意とする。

11月21日放送分
「変わる相模鉄道・デザインに込める企業の未来像」

ゲスト
相模鉄道
代表取締役社長 滝澤秀之さん


【プロフィール】
1959年 長野県出身
1984年 横浜国立大学経済学部卒業後、相模鉄道入社
2004年 相鉄ビルマネジメント 第一営業本部長
2012年より、横浜熱供給  取締役社長、相鉄ホールディングス グループ執行役員を経て、
2016年 相模鉄道 代表取締役社長に就任


「相模鉄道」は相鉄グループの中核として、不動産、スーパーマーケット、ホテルなど29社と共に横浜・神奈川を拠点に事業を展開。1917年に現在の茅ヶ崎市でスタート後、神中鉄道との合併、国による路線買収などを経て、現在の「相鉄本線」が形作られました。戦後は横浜駅や沿線の住宅開発に注力、現在は「都心直通プロジェクト」という、大きな転換点にあります。

内田
「鉄道の経営」という意味では、ベースになっているのは沿線の住民を増やして乗客を確保していく、ということだと思うのですけれども、現状はどうなっているのですか?

滝澤
相模鉄道の輸送状況は、一日62万人の乗降者にご利用いただいているという状況なのですけれども、ここ数年は少子高齢化ではないのですが、保土ヶ谷区や瀬谷区、旭区など相模鉄道の中心エリアの高齢化が進んで、生産年齢人口も併せて減少してきている、という状況もございまして、わずかですけども、微減の状態であったのが、ここ数年の動きで横浜駅から比較的近い駅、例えば上星川、和田町、星川、天王町とか、そういうところにマンションを中心として住宅が供給されてきて、その辺りの輸送人員が回復してきている。あと昨年ですけども、海老名に大型の商業施設が開業して、そういったプラスの効果を我々は恩恵として受けて、27年度で輸送人員は2%のプラス、この上期に決算が出ていますけども、輸送人員とすると、0.7%の増加という様な動きで推移してきている、というところです。

内田
62万人という数もすごいですし、しっかりと住民がいて、鉄道事業もそんなに大きくはブレないですよね?収益という意味でも。それで少し持ち直してきている、という意味では、非常に安定的な事業とお見受けするのですけども、実際のところ、社長が思う事業に対する危機感と言いますか、どの様にご覧になっているのですか?「鉄道事業」というものに対して。

滝澤
よく言われる様に、人口減少ということは多分横浜だけではなくて、全国的な動きとして来るのだろう、時代としてそういう波の中に鉄道事業はいる、という風に思っていまして、ある意味、鉄道事業は構造不況業種の一つ、という認識を持っています。「沿線に人を呼びたい、お客さんを呼びたい」と思っているのが我が社だけではなくて、関東にある各社さん皆さん同じことを実は考えられていろいろな手を打たれているという状況ですので、人口全体が増えなければパイの取り合いの様なことになるのだろうと。

内田
そうなりますね。

滝澤
しかも、人が「住む」という行為が必ず伴う延線の誘致策ですので、1年とか2年とかの動きではなくて、5年とか10年とか20年のスパンの中での人口の増加減少ということなので、「今は少し頭を持ち上げているから相鉄は安泰だ」ということではなくて、やはり10年20年先を見ながら、今どういう手を打たなければいけないかということで必要な手立てを打てないと、その時に慌てふためいてもいかんともしがたい状況に多分なっている、という認識は持っています。

内田
そういう危機感があるという中で、いろいろな取り組みがあると思うのですけれども、JRと東急と延線をしていくということで、一大事業ですよね。総予算としては4000億円を超えていくと?

滝澤
そうですね、はい。

内田
これはなかなかの覚悟と言いますか、気合が入るところですね?

滝澤
私が会社に入る30年前から「東京乗り入れ」というのは、先輩たちからずっと語られたというのですかね、「是非乗り入れしたい」という。その当時は多分、横浜駅を通過してということだったと思っているのですけども、いろんな線を使って、JRさんも含めてですけども、「こういう乗り入れが出来るのではないか」というのは社内ではずっと夢を持っていた、描いていた、ということはございます。

内田
それが今回実現していくという流れには、何があったのですか?

滝澤
一つは法律の改正で、「(都市鉄道等)利便増進法」という、今回の事業スキームはその一号案件なものですから、そういう法律の中で「乗り入れ」ということが、比較的肩の重荷を背負わずに入れる、参加しやすいフレームが出来上がったというのが一つだと思っています。

内田
その法適用一号ということで、相鉄のためにできた法律とも言えますね?

滝澤
今のところ一号しかないのでね、そういう風に映るかもしれません。

内田
ここに期待すること、というのはどういうことですか?

滝澤
分かりやすくお伝えすると、「職・住」が接近する。要は仕事場と自宅とが近くなる、利便が向上する、という風に思っていまして。それによって、沿線にお住まいになる方々、沿線で仕事をしようという方々が増えるということを最大のテーマにしていると思っています。そういったことに期待をしていると。


「都心直通」を目前に、知名度、ブランド向上に注力するべく、くまモン生みの親・水野学さんを迎えた「デザインアッププロジェクト」。「これまでの100年を礎に、これからの100年を創る。」をコンセプトに、車両、駅、スタッフの制服など、相鉄全体のイメージを変える新デザインへのリニューアルを進めています。また併せて取り組んでいるのが、再開発を中心にした街のデザイン。沿線の価値向上のため、個性ある名店を誘致、地元の隠れた名店と共に発信しています。

内田
「デザインブランドアッププロジェクト」ということなのですけども、こちらの大事なところは何ですか?単にデザインを素敵にする、ということではないと思うのですけども?

滝澤
まずは知られていない会社なので、例えば横浜ネイビーブルーの車両が都内に行った時に、「どこの電鉄?」とまず思っていただきたい、というのが一つです。そこで関心を引く中で、どこかで相鉄線に来ていただく機会があると思っているのですけども、その時に駅が非常にきれいであったり、駅での接客に非常に心がこもっている、ということになると「知っている」「行ってみる」だけではなくて、もしかしたらそこに「住んでみよう」もしくは「住んでみたい」というお客さん、ファン作りをしたいという風に思っています。そのとっかかりとして「ブランドアッププロジェクト」をスタートさせているわけなのですけども。

内田
「デザイン」というものに注力されている訳ですよね?これはどういう想い、狙いがありますか?

滝澤
「デザインアッププロジェクト」をスタートさせる前に、いろんな会社さんがどの様なことをされて変わってきたか、変えてきたか、という事例を我々も勉強させていただいて。そこにはやはり深い意味があって、存続していくための「哲学」がその中に入り込む。「何のための会社なのだ」ということをデザインの中に反映させて、デザインに落とし込んで運営している、ということなので、我が社も単純に洋服だけ、色だけ変えればいいと思ってやっている訳ではなくて、そこにはきちんと我々の覚悟だとか、想いをそのデザインの中に込めながら、「相模鉄道は変わるのだ」ということを社の内外に伝えていく。そのために「デザインアッププロジェクト」をスタートさせている、そういうことで期待をしている、ということです。

内田
そういう中で、どの様なものが見えてきましたか?

滝澤
「哲学」と言うのですかね、現状の延長の中での鉄道事業はやはり、特に我が社は35キロしかございませんので、その中で相互直通運転を開始するという風になると、今までの延長の中では間違いなく、相模鉄道は成長しえない。「シフト」と言うのですかね、何かを変えていかないと、我々は目的通り、期待通りの成果は得られない、と。その中でデザインプロジェクトをスタートさせておりますので、当然「変わっていくのだ」「現状ではだめだ」ということを、そのデザインの中に込めている、という風に思っておりますけども。


横浜市旭区の「南万騎が原駅」周辺は、1976年の開業以来住宅開発が行われ、現在では少子高齢化が進行。そうした中、「多世代の循環」をキーワードに、リノベーションプロジェクトが進められています。 駅周辺の商業施設集約、保育園や高齢者支援の機能を併設した賃貸マンション整備、多用途な広場や住民参加の拠点設置により、「えきとまちをつなぐ」空間を提供。シニア、子育て世代の住み替えを促しています。

内田
思い切ってデザイン性の高い街づくりをして…狙いはやはり若い世代の方達、ということですか?

滝澤
そうですね。若い世代に出来ればお住みいただけないかなという風に、30代・40代の、いわゆる子育ての方々に住んでいただければ、非常に我々とすると嬉しいのですけれども。どちらかと言うと、沿線開発をして久しいものですから、子供たちはやはり東京、職場に近いところにお住まいになっているということなので、親元から離れて。今は沿線に住まわれているお父さん、お母さん、団塊世代の人たちなのかもしれませんけど、そのジュニア世代は出てしまっている。今度はそういう世代の子供たち、ジュニアの子供たちを我々は呼び戻して、沿線に是非住んでいただきたいな、という風には思っています。

内田
その「呼び戻す」というポイントで、街づくりをいろいろとマーケティングをしながらされたと思うのですよね。どういうことが大切になりますか?若い方ったいが喜んでくれる街というのは。

滝澤
私が今持っている実際の鉄道事業の視点から申し上げますと、やはり先ほどもお伝えした「職・住接近」ということです。ご両親で、旦那さんも奥さんも働く時代になって来ていますので、どうしても奥さんの仕事場に近い場所に住むというのが傾向としてあって、これで子供が生まれてファミリーが増えると、もう少し違った視点が入ってきて、お子さんの教育だとかそういったところに視点が、子供を育てやすいかというところに視点が入ってくるという風に理解していまして。そういう意味では、我が社は元々自然が豊富な沿線でございまして、「自然」というキーワードでいくと、子供が育てやすい沿線であるという風に思っておりますので、そういったところを打ち出す、アピール、宣伝をしながら、理解していただけたなら、相互直通運転で職・住接近をさせておいて、元々持っている相鉄沿線の自然と触れ合いながら子育てが出来ますよ、ということを打ち出せると、そう考えている若者たち、若い世代たちに来ていただけるのではないか。総合的に魅力ある鉄道であり、沿線になるということが、最終的に相鉄ファンを作っていく唯一の道、という風に思っています。

内田
将来、100年を迎えるに当たって、更なる100年、といった長い道のりになるかもしれませんけれども、相模鉄道という会社はどの様な会社になっていくのでしょうか?

滝澤
特に格好いいことを考えている訳ではなくて、鉄道の機能とすると「安全・安心」であったり、その中でも出来るだけ「速達性」をどう高められるのだろうか、ということへの取り組みであったり、それらを運営するに当たって、我々のスタッフ、駅員とか、裏方のスタッフもいるのですけども、そういったスタッフがCSと言うのですかね、顧客目線、お客様目線の中で仕事をする、ということの中でブラッシュアップをしていって、一歩一歩成長出来ると。大きな成果ではないかもしれませんけども、きちんと結果は付いてくるのではないかと思って、信じてやって行くしかないという風に思っています。



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12月12日の放送内容

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